ゆるキャラ“サウナ状態” 豆乳さん「水分補給はマメに!」…全国で今年初“猛暑日”【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年5月18日)
17日、岐阜県揖斐川で、全国で初めて35℃の猛暑日を観測しました。5月の中旬までに猛暑日を観測したのは30年ぶりということです。そして、東京都内も32.5℃という真夏日となるなど、各地で今年1番の暑さとなりました。この季節外れの暑さは、18日も続くとみられています。
■まだ5月…“35.1℃”今年初の猛暑日
東京・渋谷 観光客:「暑いです!」「(Q.まだ5月ですけど?)もう8月ぐらいですよね!」
大分・日高市 女子高生:「じりじり暑い!」「(Q.どこに飛び込みたい?)海!海か川!」
燦燦(さんさん)と輝く太陽が、列島各地を暑く、熱く照らしました。
福島・白河市 高校球児:「暑いっす!暑いっす!」
岐阜県の揖斐川では17日、35.1℃と全国で今年初めて猛暑日となりました。5月中旬までの猛暑日は30年ぶりのことです。
また、全国のおよそ300の地点で30℃以上の真夏日となり、都内でも32.5℃を観測。5月中旬までに真夏日になるのは19年ぶりです。
■1カ月半前倒し「熱中症予防シェルター」
群馬県伊勢崎市では34.1℃を観測。夏本番を迎えると40℃を超す日もある「暑い町」でも、「5月の異例の暑さ」には驚きを隠せない様子でした。
伊勢崎市民:「きのうは暑かったからクーラーかけました」「だいぶ暑い。5月にしてはだいぶ暑くて…」
炎天下のなか、キャベツの収穫を行っています。頭から帽子をかぶって日差しからガードしてます。
5月での「異例の暑さ」に対して、伊勢崎市も“異例”の対策を行なっていました。
赤堀保健福祉センター 堀越恭子所長:「ここが熱中症予防シェルターの場所になっております」
伊勢崎市では、市役所や公民館など61の施設を「熱中症予防シェルター」として16日から開設。
堀越所長:「急に暑くなるということで、熱中症の救急搬送率が高くなってくるということもありまして、1カ月半前倒しにして(開設)しておりますので」
去年は7月に開設しましたが、今年は1カ月半前倒しで急きょ、準備したといいます。
■牛も夏バテ対策「200万円出費も」
「早めの対策」は、こんな所でも…。
伊勢崎市内の牛舎では、ウシがたくさんいるその上の所にファンがあり、ミスト装置になっています。霧が直接、ウシの体に当たっています。
(有)増茂デイリー 増茂崇さん:「例年ですと梅雨明けてぐらいからなんでが、今年は普通じゃない感じなのできょうから(ミストを)使いだしました」
暑さに弱い乳牛は、体調を崩すと餌(えさ)を食べなくなり乳量も減るため、例年より1カ月半早く17日からミストによる冷却を行ないました。
増茂さん:「2~3年前だと(年間)80万~90万円だっんですけど、下手したら(今年は)200万円いっちゃうんじゃないのと…。酷暑・猛暑にならないように願うしかないですね」
■熱中症が続出…早くも“警戒アラート”
大阪・羽曳野市の小学校では体育の授業後に児童9人が体調不良を訴え、うち3人が病院に搬送。
福岡県久留米市の中学校では、体育祭の練習をしていた生徒7人が熱中症の疑いで体調不良となり、病院に搬送されました。
都内でも熱中症とみられる症状で病院に搬送された人は少なくとも8人に上りました。
気象庁も、「異例の5月の暑さ」に注意を呼び掛けます。
気象庁 大林正典長官:「特に連休以降、少し気温が低い状況が続いていた時から、きょう一気に気温が暖かくなり、非常に気温の変動が大きくなっていますので、体が慣れない状況かと思います」
また、環境省と気象庁は沖縄・八重山地方に「熱中症警戒アラート」を発表しました。
■過酷な人力車…俥夫「きょうヤバイ!」
17日、最高気温32.5℃を記録した都内では…。
観光客:「(Q.どうですか、きょうの着物?)暑い。とりあえず暑いです」「もう(着物)脱ぎたいですね。こんなに暑くなると思っていなかった」
多くの観光客でにぎわう東京・浅草では、真夏のような暑さのなか、額に汗しながら働く人がいました。
人力車を引いて、観光案内を行う俥夫(しゃふ)たちです。
人力車は重さが150キロ~200キロ。忙しい時には一日20キロほど走るといい、熱中症対策が欠かせません。
俥夫:「暑いですね。暑いですけど、スポーツドリンクとか備えていたりとか、あまり日焼け止め塗る時間がないので、(日焼け止め)スプレーでバーッとやっています」「これはですね、塩分タブレットですね。疲れてくると酸っぱいのがおいしくなってくるんですよ」
そんななか、ひときわ準備に力を入れていたのが、人力車を始めて半年の新人俥夫・鈴木空さん(23)です。
鈴木さん:「(Q.(真夏日の)仕事経験は?)まだ経験ないですね。たくさん水分補給して倒れないように頑張りたいと思います」「お兄ちゃんもいこうか」
早速、客を乗せると…。
父:「おー涼しい、涼しいね」
母:「涼しい。いってきまーす!」
俥夫:「きょうヤバいですよね、本当に」
父:「そうですね」
俥夫:「今年一くらいの(暑さ)」
少しでも涼んでもらおうと、浅草の街を走って回ります。
父:「はやーい」
俥夫:「意外と速いですよね」
夫:「速いですね」
しかし、案内を終えて戻ってくると…。
鈴木さん:「めちゃめちゃ暑いですね、きょう」「(Q.今までとは違う?)全然違います。汗の量が」
あまりの暑さのため、着ていたはっぴを脱いで薄着に。
鈴木さん:「もう全然違いますね。こっちの方がいいですね」
俥夫:「乗り心地大丈夫ですか?OKです、ありがとうございます」
30℃を超す気温のなか、人力車の利用客からは…。
利用客:「(Q.暑いですが人力車乗っていかが?)とても気持ちが良かったです。また乗りたいよね」「楽しかった」
東京力車 アシスタントマネージャー 金光俊典さん:「5月半ばでこのぐらいの暑さなので、スポーツドリンクとかを用意したりそこらへんののケアは会社側としてもしっかりとしていこうかなと。気が引き締められたというか、気を付けていきます」
■ゆるキャラ 汗だく“サウナ状態”
外国人観光客:「ジェラート!おいしいね」「(Q.きょう暑いですか?)ベリーホット!!」
17日、多くのビルが立ち並ぶ東京・秋葉原では、ひときわ暑そうな姿で歩くゆるキャラがいました。秋葉原を中心に活動する、日本豆乳協会公認キャラクターの豆乳さんです。
週に3日から4日、街を練り歩いて、PR活動に努めているといいます。
豆乳さん:「(Q.急に暑くなりましたが?)そうなんですよ!この間までちょっと寒かったですよね。予想していたより暑いです」
しかし、時刻はお昼を過ぎたところ。真上から容赦なく太陽が照り付けてきます。
豆乳さん:「ちょっといいですか…汗が目に入っちゃって。だいたい豆乳さんに限らず、ゆるキャラさんは皆直射日光に弱いんですよ」
そのため、日陰を選んで歩きます。日なたに出ると…。
豆乳さん:「でね、ここまぶしいんでちょっと…。よく仲間のキャラクターから『手もお前の一部だろう』って怒られるんですけど、背に腹は代えられないんで」
手を日よけ代わりに使います。
豆乳さん:「やっぱり思った通りだけど、今年一番汗かいていますね」
わずかな時間で着ぐるみの中はサウナ状態。
豆乳さん:「(Q.中の温度を確かめてもいいですか?)右から?左から?どうぞ。サウナみたいでしょ!!これをやってるんだから、私たちは」
普段は2、3時間歩くところ、夏場の活動時間は30分に。こまめな水分補給も欠かせません。
豆乳さん:「じゃあお水いただきます。ごちそうさまでした」「(Q.全部飲んだんですか?はい!水分補給は豆(マメ)にしましょう!」
でも、そこまでしてなぜ活動を続けるのでしょうか?
豆乳さん:「元々、豆乳をPRするとか、秋葉原を盛り上げるっていうので活動を始めたんだけど、コロナでだいぶイベントも減っちゃって少しでも自分の顔を覚えてもらえるように」「(Q.そのためにもこういう日でも?)そうですね、なるべく歩くようにはしています」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年5月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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