G7広島サミット開幕へ 過去最大2万4千人規模の警備態勢 平和記念公園にバリケード 緊張感高まる
世界の首脳が一堂に集まるG7広島サミット。開幕を19日に控えた現地の様子を中継で伝えてもらいます。(取材・報告=上野巧郎記者)
私が今いる場所の先が、原爆ドームのある平和記念公園の敷地内ですが、18日正午をもって一般の方の立ち入りが制限されます。
そして、警察官が街中を警戒しています。今回は過去最大規模、2万4000人の警察官が動員されて警備にあたるということです。
平和記念公園の周りを見ても、目隠しされているバリケードがぐるっと張り巡らされています。平和記念公園をぐるっと囲むようにバリケードが設置されています
このバリケードに、このような貼り紙もあります。小型無人機の飛行禁止の指定エリアを知らせる貼り紙です。
今回は、ドローンによる空からの攻撃も警備の対象になっています。もし仮に不審な飛行物体が近づいた場合、大型のネットを付けたドローンが捕獲したり、ジャミングと呼ばれる装置を使って、妨害電波を発する装置を使用するとみられています。
道路、空だけでなく、川からも警戒。
中谷Q)私も取材して、地元の盛り上がり感じた注目集まるサミットでの警備の課題は?
安倍さん、岸田さんの襲撃事件の時と違い、一般人と触れ合いはない前提で計画が立てられています。
ある警察関係者は私たちの取材に、「できれば距離は50mは欲しい」と話しました。
中でも沿道は、一般の人と要人が近づく場面の一つです。
私は今日、平和記念公園に首脳たちが向かうとみられる道路の取材をしてきたのですが、元々あった中央分離帯が撤去されたといいます。
今、ポールが立ってるのですが、移動の際はそれも撤去されます。道路の真ん中を車両が走ることになるとみられます。
それでも、沿道に来た人たちからは非常に距離が近いと感じました。
Q中谷)宮島には識別証が必要。一般人への警備の難しさは?
警察関係者は「手荷物検査どこまでするか悩ましい」
警備は失敗しないことが前提。世界から注目を集める会議を前に緊張感が高まっています
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