京都で新たな景観論争『五山の送り火』めぐり「田んぼがあり茅葺の家があり山がある景観が変わってしまう」地元住民が住宅建設計画の見直し訴え(2023年5月11日)
古都・京都で『五山の送り火』の景観をめぐる新たな議論が持ち上がっています。
(中島晃弁護士)
「建物などが突き出て、五山の送り火『鳥居形』の眺望を遮らないように。住民の皆さんにとっても大変深刻な問題だと受け止めていますので、保全措置を取っていただきたい」
毎年8月16日に行われる京都の『五山の送り火』は言わずと知れた古都の夏の風物詩。最も西に位置する「鳥居形」は嵐山付近からの眺望が親しまれてきました。
今回問題となっているのは、鳥居形のある曼荼羅山に近いエリアです。京都市右京区の嵯峨鳥居本六反町の更地に、住宅を10戸建設する計画が持ち上がっていて、京都市もすでに開発許可を出しています。これに対して地元住民らは、住宅が建ってしまうと近場からの眺望が変わってしまう、と懸念しているのです。
(2023年5月11日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)
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