「液卵は食の半導体」不足でキユーピーが「ブラジル産」卵を輸入へ 供給戻らず食品メーカーは苦戦|TBS NEWS DIG

「液卵は食の半導体」不足でキユーピーが「ブラジル産」卵を輸入へ 供給戻らず食品メーカーは苦戦|TBS NEWS DIG

「液卵は食の半導体」不足でキユーピーが「ブラジル産」卵を輸入へ 供給戻らず食品メーカーは苦戦|TBS NEWS DIG

卵不足が一段と深刻になる中、新たな動きです。大手食品メーカーのキユーピーが業務用商品向けにブラジル産の卵を輸入することが分かりました。

都内にあるこちらのパン屋さん。1日に300個ほどの卵を使用しています。卵を割った状態に加工された「液卵」を使っていましたが、今年2月から卵不足の影響で「液卵」を仕入れられなくなり、殻付きの卵に切り替えました。

マルジュー大山本店 方波見 基 工場長
「(卵を使う)ポジションの人にはかなり仕事量を増やしてしまって申し訳ない」

卵不足は一段と広がっています。

記者
「こちらのスーパーでは夕方になると卵が品切れになることが多く、きょうもMサイズが258円と高値が続いています」

きょうの価格は税抜きで258円。最高値水準がずっと続いています。

森永乳業は人気商品の「焼プリン140g」を、「液卵」が不足しているため出荷制限を行っています。

卵不足を乗り越えるため、大手食品メーカーのキユーピーがブラジル産の卵を輸入することが分かりました。なぜブラジル産が注目されるのでしょうか。

ブラジル産が注目されるワケ。それは鳥インフルが世界的に流行する中、現時点で鳥インフルの感染が確認されていないためです。

キユーピーは殻付きの卵を冷蔵保管した状態で輸入する予定で、業務用商品を扱う取引先のうち、希望する業者に販売。液卵での使用が予定されているということです。品質については国産と差異がないことが確認できたとしています。

ブラジル産を輸入する動きは始まっています。

福岡県の液卵メーカー イフジ産業 藤井宗徳 社長
「唯一供給能力があるのはブラジルだけ。各国からブラジルにオファーが殺到し、非常に価格が高い」

福岡県の大手液卵メーカー「イフジ産業」は、今年3月半ばからブラジルからの輸入をスタート。殻付きの卵を冷蔵した状態でおよそ50日かけてブラジルから輸入。工場で卵を割り、「液卵」として食品メーカーに納品したのち、パンやお菓子などに使われるということです。

福岡県の液卵メーカー イフジ産業 藤井宗徳 社長
「液卵は“食の半導体”なので、食品メーカーに安定供給していくことが我々の使命」

卵不足が世界的な問題となっています。

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