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【運転免許“お試し自主返納”】滋賀県警が始める 自主返納は3年連続で“減少”
運転免許証を自主返納する高齢ドライバーなどの人数は、3年連続で減少しています。そんな中、8日から滋賀県警が“お試し自主返納”という制度を始めました。
◇
8日、千葉県にある自動車教習所で行われていたのは、70歳以上のドライバーが免許を更新するために必須となる高齢者講習です。
参加した72歳の男性は、教習所内での運転実習で一時停止の場所で止まらず進んでしまいました。
男性(72)
「僕、違反しちゃったからだめですか?」
教官
「今日は講習ですから、大丈夫ですよ。一般の道路に出たら、気をつけてください」
高齢者講習では、口頭での注意のみです。
大佐和自動車教習所 鹿子昌宏インストラクター
「返納した方がいいかなと思う運転をする人はいますけど、今『やめろ』と言えるのはお医者さんだけなんです」
高齢者講習で今の運転能力を知り、事故の予防につなげてほしいということです。
高齢ドライバーによる事故は後をたちません。先月29日には広島市で高齢男性の運転する車が民家の敷地に転落。さらにその2日前には、兵庫・西宮市で70代の女性が運転する車が飲食店に突っ込み、店内にいた4人がけがをしました。
こうした事故について、高齢者講習の参加者に話を聞くと、「自分は大丈夫だと思ってる」と自信を持ち続ける人がいる一方で、「知ってる人たちから『ブレーキとアクセル間違えた』って話も聞く。自分も1回くらいあったから」と運転に不安を抱える人もいました。
◇
そこで、8日から新たにスタートした制度が運転免許証の“お試し自主返納”です。約1か月間、車を運転しない生活を体験する取り組みを滋賀県警が始めたのです。(滋賀県在住の65歳以上の高齢者先着200人が対象)
その狙いを聞きました。
滋賀県警本部・交通企画課 伊吹貴也交通事故分析官
「自主返納しようと思うと覚悟がいるので、そういった方にお試しで気軽に参加してもらって、自主返納を促進していけたら」
背景にあるのは返納件数の減少です。警察庁によると、免許の自主返納の件数は、池袋の暴走事故が起きた2019年の約60万件をピークに、3年連続で右肩下がりとなっていて、2022年には約45件でした。
そんな状況を打開するために、“お試し返納”には特典が用意されていました。通常なら免許を返納した後にしか受けられない公共交通機関や飲食店の割引サービスが“お試し”可能になるのです。そのサービスが自分にとって本当にお得なのかを見極めることができます。
滋賀県警本部・交通企画課 伊吹貴也交通事故分析官
「家族などと話してもらって、今後、自主返納を進めてもらうきっかけ作りにしてもらいたい」
◇
さらに、免許返納に詳しい専門家は、自主返納を促すために年齢に限らず誰でも運転機能をチェックできる機会を増やすことが重要だと指摘します。
ニッセイ基礎研究所 村松容子さん
「自分の運転が危険である、自分の状態が危険であると認識する機会が少ないと思う」
(2023年5月8日放送「news every.」より)
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