【南キャン・しずちゃん】「自分の状態がすごく絵に出る」 夫や愛を描いたこだわりの作品を解説
お笑いコンビ・南海キャンディーズの山崎静代さん(44)が、自身初となる個展『しずちゃんの、創造と破壊 展』を3日から開催。お笑い芸人や俳優、ボクサーなど多彩な才能を持つしずちゃん。個展では、絵を描き始めたころの作品や絵本の原画シリーズ、コロナ禍の自粛中に手がけた作品、さらに新作4点を含めた計107点の作品が展示されています。その中から特に思いが詰まった作品をしずちゃん本人が解説してくれました。
■『みんなで次の世界へ』は愛を描いた作品
――タイトルの意味を教えてください。
コロナっていうものが生きてきて初めて出会ったもので、こんな時代が来るなんて思わなくて。でも何かが変わって、次の時代に行く時に来てるんだなとかということで、『みんなで次の世界へ』というタイトルを付けました。
――描かれているものの説明をしてください。
ちょっとバケモノみたいですけど、いい意味で、みんなで一歩踏み出そうよということを言いたいんです。結構私の絵は暗いとか闇があるってよく言われるんで、ポップにするために“LOVE”って書いて。あと、かわいい感じにドットにとかしたんですけど、ちょっと血みたいに見えて怖くなっちゃったんですけど。愛の絵なんですよ、私にとっては。でもはっきり“LOVE”って書いたほうが伝わるかなと思って、(普段は絵に)文字をそんなに書かないんですけど、入れてみました。
――周りの人からは結構暗い絵だと言われるのですか?
そうですね。山ちゃんが絵を見たとき、「心の闇が出てるね」って言われて。私は希望の絵だと思って描いてたんですけど、全然違う風に捉えられて。
■新作『お鍋はおいしいね』モチーフは旦那さん
――作品の説明をお願いします。
最初はカピバラを描こうだけだったんですよ。カピパラがお鍋を食べているにしようかなと思っていたけど、だんだん描いて行くうちに変わっていったんです。最終的にお鍋の具を描こうと思ったんですけど、具を描くと普通かなって思ったから、(鍋に)写っている人物が違かったらどうだろうと思って描きました。この人は別に言わんでもいいと思うんですけど、一応旦那さんの顔です。
――なぜ旦那さんの顔を描いたのですか?
カピバラ自体を描こうと思ったのが、むしゃむしゃ何か食べてる時がちょっと似てるなと思ったんですよ、旦那さんに。かわいいなって思ってカピバラにしようってなって。でも、もろ旦那さんを書くのはあれやしと思って、カピバラにして。でも写り込みやったらちょっと面白いかもと思ってこうなりました。
――旦那さんには見てもらいましたか?
はい。なんか喜んでました。自分を、こんな形やけど、描いてくれるということになんか喜んでるっぽかったです。
――去年12月に結婚してから絵の作風は変わりましたか?
前のコロナ禍の時に比べたら、すごく明るくなったような気がするんですよね。別に意識してそうしてるわけじゃないのに、やっぱり自分の状態とかってすごく絵に出るんやって、描いてみて、面白いなって思いました。
■作品を通して伝えたいこと「ないですね笑 むしろ教えてほしい」
――しずちゃんにとって、絵を描く魅力は何ですか?
絵を描いていると結構“無”で時間が過ぎていく。その“無”になれるものってあんまり私は他にないから、それはすごいいい時間やなぁと思ったり。あとは自分でモノを作るっていうことをできる。漫才とかお芝居とかを、私は漫才作ってないから、山ちゃんとやっていて、2人で作ってはいるけど、0から作っていないっていうところとか。お芝居も、もらった台本で表現するけど、絵に関しては“全部自分”というのが、魅力だなって自分で思っています。
――自分の作品を通して、個展の来場者に伝えたいことはありますか?
ないですね笑。むしろ教えてほしい。どう感じるかをすごく教えてほしいですね。ずっと、見ていく人たちを見ておきたいです、何を言ってはるのかな? とかね。私は自分の描きたいものを描く。「自分はこんなんなんです!」ということが言いたい。だから、それを見てほしいのかな。
#しずちゃん #山崎静代 #南海キャンディーズ #日テレ
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