近ツー社長「営業目標達成への思いが強く働いていた」最大１６億円の過大請求疑い発表（2023年5月2日）
近畿日本ツーリストは５月２日に会見を開き、新型コロナウイルスのワクチン業務の委託料などを全国で最大約１６億円、過大請求していた疑いがあると発表しました。
近畿日本ツーリストによりますと、大阪府や静岡県など１６の自治体から委託されたワクチン接種のコールセンター業務などの事業で、契約より少ない人数を配置していると認識しながら、契約通りの人件費で約６億円を過大請求していたということです。このほかにも事務処理のミスなどで最大約１０億円を７０自治体に過大請求を行った疑いがあるということです。
（近畿日本ツーリスト 高浦雅彦代表取締役社長）
「社会の皆さまの信頼を裏切り、多大なご迷惑をお掛けしましたことをおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。（過大請求の原因について）コロナ禍で旅行事業が厳しい中、新たに取り組み始めた新型コロナウイルス対策受託事業により、営業目標を達成したいとの思いが強く働いておりました。今後２度とこのような事態を発生させることがないよう、再発防止策を構築し、それらに誠心誠意取り組み、信頼回復に努めてまいります」
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