「スラムダンク」中国で上映開始！前売り券は22億円突破…“低迷”する中国映画市場復活のカギに？｜TBS NEWS DIG
日本でも大ヒットしている映画「THE FIRST SLAM DUNK」がきょうから中国でも公開されました。低迷する中国の映画市場で日本のアニメ映画の快進撃が続いています。
きょう、中国で公開が始まった映画「THE FIRST SLAM DUNK」。
記者
「きょうから『THE FIRST SLAM DUNK』が公開されていますが、皆さん、劇場行く前に写真撮っていますね」
前売り券の売り上げは、日本円で22億円を突破。中国で公開された外国のアニメで1位となりました。
週末行われた先行上映イベントには、主人公らが通う「湘北高校」のユニフォームを着たファンや…
『スラムダンク』のファン
「宮城リョータ！彼は背が低いし、私もそうです。でもやっぱりみんな好き」
登場するキャラクターに扮するファンもいました。
『スラムダンク』ファン
「安西監督です。（Q.お腹もコスプレ？）これは本物です、触っても大丈夫ですよ。これも本物です」
「赤木晴子と言います。バスケは好きですか？」
アニメ「スラムダンク」は中国で1990年代にテレビ放映されたこともあります。
アニメ時代からのファン
「27年前、中国でアニメが放映されたとき、主人公の桜木花道と同じ高校1年だった」
実は、中国ではバスケットボールが一、二を争う人気スポーツ。上海には多くの場所にバスケットコートがあり、平日の昼でもこの賑わいです。
バスケットコート利用者
「好きな女の子がバスケをしている男子が好きなので、僕も習いに来ました」
中国では、先月から公開中のアニメ映画「すずめの戸締まり」の興行収入が、日本円でおよそ150億円と記録的なヒットに。また、6月には「天空の城ラピュタ」が初めて公開される予定で、日中関係が不安定な中、日本のアニメ映画が立て続けに封切られます。
「これは文化的なもので政治的な衝突は関係ない、文化は政治よりも重要です」
中国の映画の興行収入は、おととしは世界一だったものの、去年はゼロコロナ政策の影響もあり、36%も落ち込みました。低迷する中国映画市場の復活のカギは、日本のアニメが握りそうです。
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