本州初「真夏日」 冷やし中華“大盛況”午前中に50杯 上着を脱げず…就活生の足元が(2023年4月20日)

本州初「真夏日」 冷やし中華“大盛況”午前中に50杯 上着を脱げず…就活生の足元が(2023年4月20日)

本州初「真夏日」 冷やし中華“大盛況”午前中に50杯 上着を脱げず…就活生の足元が(2023年4月20日)

 20日は全国の373地点で夏日となり、今年一番の暑さとなりました。兵庫県朝来市の和田山で30.3℃を観測するなど、本州では今年初めての真夏日を記録しています。

■5年ぶり記録 7月中旬並みに

 「こんなに暑くなると思わなかった」そんな声が日本各地から聞こえてきそうな一日でした。20日、東京都心はぐんぐんと気温が上がり、午前9時前には20℃を超え、最高気温は26.0℃と今年最高を記録。今年3回目の夏日となりました。渋谷ではなんとか日差しから逃れようと、脱いだ上着を日傘代わりに。ハンカチでは少し小さいでしょうか…。

 20日、季節外れの暖気が流れ込んだ日本列島。午前中から各地で気温が上がり、本州で初めて真夏日が観測されるなど、全国914地点のうち観測された真夏日は5地点、夏日は373地点に上り、今年最多となりました。

 20日、日本列島で一番暑かったのは熊本県の鹿北。30.9℃で真夏日を記録。7月中旬並みとなりました。

■冷やし中華“大盛況”午前中に50杯

 新潟市では冷やし中華が売れています。こちらの店では1年を通して冷やし中華を売っていますが、20日、昼休み前の正午までで50杯出たといいます。

 客:「暑いから、こういう日は冷やし中華に限りますよ」

■山形5℃から26.6℃ ぐんぐん上昇

 最高気温27.1℃を記録した山形県。今年初めて夏日となりました。しかし、朝、取材をしていた時には通勤客などが寒そうにしていました。

 街の人:「朝はまだちょっと肌寒いので上着、着ようかなと思った」

 朝5時18分に記録した最低気温は5.0℃。最高気温の27.1℃と比べると、なんと気温差は22.1℃です。また、福島市も最低気温7.9℃から今年最高となる最高気温30.1℃まで22.2℃も上がったのです。

 そう、20日各地で聞かれたのは寒暖差でした。

■「調整難しい」観光客も困惑

 今年最高気温29.4℃を記録した長野県の松本市。観光客が思わず驚きました。

 観光客:「びっくり。雪が残ってるからすごく寒いイメージだったので、こんな暖かくてびっくりした。洋服の調整が難しい」

 この暑さには、観光客用にコスプレした“武将”も…。

 観光客用の“武将”:「着物を着ていますゆえ、いささか暑いでございます。できればもっと薄い格好をしたいなというのが心情。武将ですから」

 松本市もやはり気温差が大きく、最低気温6.4℃から23℃も気温が上がったのです。

 観光客:「(朝は)部屋の中、やっぱり寒くて気温差にびっくりしている。もうジリジリと。もう春なのか夏なのか、びっくりする」

■本州で真夏日“新緑”と雪の絶景

 この陽気に行楽地を多くの人が訪れました。富山県の黒部峡谷で「トロッコ電車」の愛称で知られる黒部峡谷鉄道。20日から一部の区間で運転を開始。乗客たちは雄大な景色を楽しみました。

 しかし、観光客を暑さが苦しめます。友人の結婚式で京都を訪れたという女性3人組。この暑さのなか、着物です…。

 京都を訪れた人:「帯の下が汗でヤバイ」「普通の洋服よりかなり暑い」

 最高気温27.5℃を記録した名古屋。服装選びが難しかったというご夫婦。

 夫婦:「このくらい半袖というか、7分くらい出しても良いのかなと。お父さんも、もうちょっと薄着にしたらと言うんだけど、こんな格好(厚着)で恥ずかしいです」

■上着を脱げず…就活生の足元が

 スーツの上着を脱ぎたくなるのも分かります。就職活動中だそうです。

 就活中の大学生:「暑いです、暑いです。就活で着ないといけないので、今は(面接の)合間なので脱いでます。ビシッと着ていかないといけないので就活は。(暑さに)頑張って耐えてます」

 …と、カメラマンが気付きました。サンダル…?いくら暑いからといって、就職活動中ですよね…。

 就活中の大学生:「サンダルなんですけどね、今ちょうど履き替えて。次、ウェブ(面接)なので上しか映らない」

 今やウウェブ面接は当たり前とはいえ、少し驚きです。

 記者:「“あるある”ですよね。私も2年前まで就活生やってたので」

 いえ、“あるある”でした。

■ギラギラ太陽が 砂丘は47℃に

 一方、最高気温25.3℃となった金沢では日差しが気になります。

 観光客:「(暑さ対策)準備は一応してきました。日焼け止めと日傘と…」「日焼け止めをバッチリ塗って、日焼け対策してきた。水分もしっかり取らないといけない。水分いっぱい持ってきている」

 そして、もう一つの対策が水分補給です。

 ランニング後の人:「きょうはもう1キロくらいで汗びっしょり。全然、汗をかく量が違う。水分は欠かさず飲んで、あとは体調管理」

 ギラギラと太陽が照り付ける鳥取砂丘ですが、砂の表面温度を測ってみると、なんと47℃もあります。

 鳥取砂丘ビジターセンター・石川瑛代さん:「過去に低温やけどになった人がいた。そろそろ夏の暑さに近付いてくると、熱中症が心配されるような状況になる」

 4月とはいえ、こまめな水分補給と休憩を心掛けるなど熱中症に注意が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事