兵庫・和田山で今年初めて30℃超の真夏日 各地で季節外れの暑さ“寒暖差による疲労”に注意を

兵庫・和田山で今年初めて30℃超の真夏日 各地で季節外れの暑さ“寒暖差による疲労”に注意を

兵庫・和田山で今年初めて30℃超の真夏日 各地で季節外れの暑さ“寒暖差による疲労”に注意を

 兵庫県朝来市の和田山では20日、近畿で今年初めて30度以上の「真夏日」になりました。季節外れの暑さが続く一方で、夜は10度近く気温が下がって、その「寒暖差による疲労」で体調を崩す人も増えているようです。

 藤枝望音記者「暑い。暑いです。現在、時刻は午後2時。気温は28.5度。ジャケット着ているんですが、この中、かなり汗ばんでいます」

 強い日差しが照りつけた京都市内。6月下旬並みの初夏の陽気となり、半袖など夏の装いの人も多く見られました。この暑さに外国人観光客は…。

 スペインからの観光客「とても暑いです。でもいい感じです」
 ドイツからの観光客「とても、とても暑いです。(Q、キュウリはどうですか?)とても爽やかで、おいしいです」

 20日は近畿各地で気温がぐんぐん上昇。兵庫県朝来市の和田山では、近畿で今年初めて30度以上の真夏日になりました。

 急な暑さにより熱中症とともに注意が必要なのが、寒暖差です。

 京都の最高気温は29.0度。一方、最低気温は15.9度と寒暖差が大きくなっています。

 このような急激な寒暖差について、注意が必要だと専門家は指摘します。

 寒暖差による症状に詳しい明治国際医療大学の伊藤和憲教授「人によって違うが、5℃前後、朝晩の温度差があると体にはかなり負担がかかる。今回の朝晩の温度差というのは大きいので、かなり体に負担がかかると思います」

 寒暖差が大きいと体温を調整する自律神経が過剰に働き、疲れがたまってしまうといいます。

 「寒暖差疲労」の症状として、けん怠感、頭痛、首や肩のこり、冷え症、メンタルの不調などがあらわれるということです。

 寒暖差疲労を防ぐには、どうしたらいいのでしょうか。

 伊藤教授「走ったりということはいらないので、ゆっくり歩くので構いませんが、15分~30分歩いた時に、少し息が弾む程度の運動が効果的。お風呂に関してもいろんな方法があるが、40℃くらいの温度に10分ぐらいつかるのがいいのかなと思います。長くても15分くらいまでと思います」

 伊藤教授によりますと、自立神経の乱れを防ぐためにウオーキングなど軽い運動やお風呂にゆっくりつかるのが効果的だということです。

 大切なのは、睡眠をしっかりとるなど規則正しい生活を送ること。寒暖差による体調不良に注意が必要です。

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