“岸田首相襲撃”最新情報 木村隆二容疑者は黙秘続ける…カメラがとらえた一部始終 現場にはナットも

“岸田首相襲撃”最新情報 木村隆二容疑者は黙秘続ける…カメラがとらえた一部始終 現場にはナットも

“岸田首相襲撃”最新情報 木村隆二容疑者は黙秘続ける…カメラがとらえた一部始終 現場にはナットも

 15日、和歌山市の漁港で爆発物が投げ込まれた事件は岸田総理大臣の演説直前に起きました。

 秋山実紀記者「午前8時41分です。木村容疑者を乗せた車が和歌山西警察署から出てきました」

 17日朝、木村隆二容疑者(24)は、報道陣が構えるカメラを前にしても、顔を伏せることなく、ひょうひょうとした態度で送検されました。爆発物を投げ込み、演説を妨害した威力業務妨害の疑いが持たれています。

 15日、現場近くでは岸田総理を乗せたとみられる車が通過……。

 その車列と同じ方向へメガネをかけたリュックを背負う男が歩いていきます。逮捕された木村容疑者とみられています。

 また、別の防犯カメラにも足早に事件現場の演説会場へと向かう男の姿が映っていました。

 事件の現場となったのは、和歌山市にある雑賀崎(さいかざき)漁港です。

 「岸田文雄自由民主党総裁、内閣総理大臣到着をいたしました」

 演説のため、岸田総理が到着。

 そのころ、別のカメラでは木村容疑者とみられる男の姿が確認できます

 岸田総理は早速、海産物を振る舞われると……。

 「おいしい!」

 その頃の会場内では、木村容疑者の姿を見つけることはできません。

 午前11時27分ごろ。別のカメラがとらえていたのは、岸田総理が演説場所へと移動する場面。

 すると……。

 岸田総理の動きに合わせ、前へと移動する木村容疑者の姿が。

 その後、岸田総理が演説を始める直前に……。

 「キンッ!」「キャーーーーー!!!」

 突然、何かが落ちたような音がして、木村容疑者がすぐさま複数の男性に取り押さえられます。

 そして最初の音から約50秒後……。

 「ボーン」

 「離れて!離れろ!」

 大きな爆発音。そして悲鳴と共に、一斉に逃げ出す人たち。

 東京から首相に同行した日本テレビの記者「硝煙の臭いというか、鼻につんとくるような臭いがしていて、爆弾が一つじゃないかもしれないというのが頭の中にあったので、とにかく現場から早く逃げなければいけない、次の爆発が起こったら本当に命が危ないかもしれないというのがあったので」

 木村容疑者を取り押さえた男性は……。

 「自分が前列のほう向いていった時に、ものを投げたのを確認したんや。あれっと思ったんで、その人を何かを手元でしている仕草があったので、ちょっと気になってみたら、持ってたので飛びかかったっていう感じです」「その時は無我夢中でおさえて、結果的に爆発せずにけが人も一人も出なかったんで、それは、ほんまに良かったと思います」

 会場にいた人が撮影した映像では、岸田総理の背後に何かが投げ込まれ、SP(警護員)がすぐさま総理を退避させています。

 最前列にいたという人は……。

 「黒い筒のようなものが飛んできて、端っこのほうがチカチ光っていて、怖くてやばいと思って、すごい勢いで走って逃げました」

 事件から3時間後には、現場には爆発物処理班が活動する姿も……。国政選挙のさ中に漁港の平穏さを切り裂いた爆発音。その衝撃は今なお続いています……。

 最前列にいた人「すごい爆発だった。風圧がすごかった。花火かそんな感じかな、臭いも」

 雑賀崎漁業協同組合の濱田光男組合長「ボルトにつけるナットとか、ようさん落ちてました。ここ周辺にいっぱい落ちてた。写真撮ったのは7つ。警察の立ち合いの元で」。

 今回の事件で、爆発物の本体部分と見られる筒状のものが40メートルほど離れたところで見つかったことわかっています。

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