横山市長『喜ばしく思う』大阪のＩＲ整備計画認定 府庁前では100人以上が反対訴える（2023年4月14日）
大阪府と市が開業を目指すＩＲ（カジノを含む統合型リゾート）について、政府が整備計画を認定しました。
大阪府と市は、大阪湾に浮かぶ人工島・夢洲に国際会議場・ホテル・カジノなどが入ったＩＲ（統合型リゾート施設）の開業を目指しています。去年４月に府などが提出したＩＲの整備計画は、今年４月１４日、岸田文雄総理を本部長とする「ＩＲ推進本部」で議論されて正式に認定されました。
（斉藤鉄夫国土交通大臣）
「（大阪ＩＲの整備計画は）約１年にわたる十分かつ丁寧な審査を行った結果、今般、認定しうる計画と評価されたところです」
国内初となる認定を受けて、大阪市の横山英幸市長は次のように話しました。
（大阪市 横山英幸市長）
「本日、ＩＲの夢洲エリアが認可されたことは本当に喜ばしく思っています。これからいろんな手続きを進めまして、大阪の成長戦略として大阪の皆さんと明るい大阪を描けるような方向性を作っていきたい」
また、夢洲の土壌対策費として７８８億円もの費用を市が負担することについては次のように話しました。
（大阪市 横山英幸市長）
「７８８億円というのは一定の根拠をもって積算した数字ですし、これはこの数字の中で収めるように全力で取り組みます。細かい協議に関してはやっていかないとわからないですが、７８８億円の枠内に収めるというのは私たちの至上命題」
一方、大阪府庁前には１００人以上の市民らが集まり、ＩＲ反対を訴えました。
（ＩＲに反対する市民団体代表 山川義保さん）
「カジノを誘致するなんてことはありえない。経済だけでなく文化の面も含めて大阪を壊すということをみんなに真剣に考えていただきたい」
ＩＲは２０２９年の秋～冬ごろの開業を目指しています。
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