北朝鮮「新型ICBM」実験に成功と主張 韓国最前線の島「飛行機を見ただけで怖い」|TBS NEWS DIG
北朝鮮は固体燃料を用いた新型の大陸間弾道ミサイルの発射実験にきのう成功したと発表、映像も公開しました。脅威のなか、北朝鮮と間近で向き合う韓国の島の変化を取材しました。
正午過ぎ、北朝鮮が公開した映像。きのう、日本の領域内への落下が初めて予測されたミサイル発射の場面とみられ、金正恩総書記と夫人、娘、妹・与正氏らが視察しています。
発射したとするのは、新型ICBM「火星18型」。固体燃料を用いた「多段階エンジン」のミサイルとされ、▼1段目のエンジンでは通常の弾道飛行を、▼2段目と3段目は通常より高い角度の「ロフテッド軌道」方式を設定していたということです。
金総書記は「驚異的成果」に大きく満足したとしていますが、韓国政府の分析は。
韓国国防省
「中間段階の試験発射で完成にいたるには、追加の時間と努力が必要な水準だ」
一方、北朝鮮の脅威に直面し続けるのが、かつて砲撃を受けた韓国・延坪島。
記者
「島の展望台からは、北方限界線のすぐ先にある、北朝鮮側の島がはっきりと見えます」
JNNのカメラは砲撃のための穴、「砲門」が開いている様子をとらえました。
「この家は直撃弾を受けました」
13年前、北朝鮮は島に向けておよそ170発の砲弾を発射。民間人を含め、4人が死亡しています。島には避難用のシェルターが8つ設置されていますが、去年ある変化が…
シェルターの管理担当者
「非常食を備えていなかったが、去年、急にまた(南北)関係が悪くなって」
南北が融和ムードとなった時期、常備されなくなった非常食が去年の秋から復活。さらに。
シェルターの管理担当者
「(政府・軍から)施設に備えられている物資をもう少し正確に把握してほしいと要請された」
有事に備える動きが出ているのです。
延坪島の住民
「心配だよね、飛行機を見ただけでも怖くてたまらない」
韓国政府は来月、空襲を想定した全国一斉の訓練を6年ぶりに実施するとしています。
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