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Jアラート発出も“訂正” 岸田総理は「判断は適切だった」と話す 政権幹部「精度向上へ米・韓と情報共有や連携を考えなければ」|TBS NEWS DIG
北朝鮮は、少なくとも1発のICBM=大陸間弾道ミサイルの可能性があるものを発射しました。一時はJアラートが出されましたが、その後、事実上訂正されました。いったい何が起きたのでしょうか。
けさ、TBSの社内に緊張が走りました。
防衛省によりますと、北朝鮮は午前7時22分ごろ、少なくとも1発のICBM級弾道ミサイルの可能性のあるものを発射。
その数十分後、“午前8時ごろに北海道周辺に落下するものとみられる”とするJアラートが出されました。そして、およそ1時間後…
浜田靖一防衛大臣 防衛省
「発射された弾道ミサイルは、我が国領域内へは落下していないことを確認をいたしました」
浜田防衛大臣は、日本の領域内やEEZ=排他的経済水域内には落下していないことを確認したと表明。
Jアラートについても落下の可能性がなくなったということで、事実上、訂正されました。一体、何が起きていたのでしょうか。
複数の政府関係者によりますと、当初は北海道南西部の陸地に落下するおそれがあったと推定されたことから、Jアラートが発出されたとしています。
政権幹部
「高さと速度と方向から一時は日本に落下する条件を満たしていたので『可能性』ということで出した」
吉田圭秀統合幕僚長
「(Q.自衛隊として我が国の領域内への落下が予測されたのは今回が初めてか)そう認識しています」
松野官房長官は、ミサイルがレーダーから消失したが、国民の安全を最優先する観点からJアラートを出したと説明しました。
岸田総理
「Jアラートの役割ということを考えたならば、今回のこの判断は適切であったと政府としては考えています」
立憲民主党 安住淳国対委員長
「どうもこの間のJアラートは政府が後から言い訳しなくて済むように、念のため打っておいたということで国民生活をあまり考えていない」
Jアラートをめぐり賛否両論出る中で、政権幹部のひとりは、「Jアラートの精度はアメリカ・韓国とも情報共有や連携をしつつ、考えていかなければならない」と語っています。
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