大阪府内の交通事故死、10日までに49人で今年初の「多発警報」 昨年同時期を大幅に上回る

大阪府内の交通事故死、10日までに49人で今年初の「多発警報」 昨年同時期を大幅に上回る

大阪府内の交通事故死、10日までに49人で今年初の「多発警報」 昨年同時期を大幅に上回る

 大阪府内で、今年に入り交通死亡事故が相次いでいて、10日までに49人が死亡しました。死者数が全国ワーストとなった昨年の同じ時期を大幅に上回っていて、大阪府警は注意を呼び掛けています。

 大阪府内では、今年1月から4月10日までに交通事故で亡くなった人が49人となり、9日までの10日間だけで9人が死亡し、大阪府は今年初めての「交通死亡事故多発警報」を出しました。

 141人が死亡し、統計開始以来、初めて全国でワーストとなった昨年の同じ時期より、16人増加しています。

 事故の傾向をみると、歩行者の死者が昨年より大幅に増えているほか、交差点付近での昼間の死亡事故が増加しているということです。

 4月1日からは自転車に乗る際のヘルメット着用が年齢を問わず努力義務化されていて、大阪府警では、11日、大阪市中央区の交差点で、自転車に乗った人にヘルメット着用を呼びかけるとともに、ドライバーに対し速度を控えたり、横断歩道の歩行者に注意したりするよう指導していました。

 大阪府警東署の城迫智弘交通課長は「車の運転手さんはもちろん、歩行者のみなさんも、一人一人が交通ルールをしっかりと守っていただき、交通事故にあわないように気をつけてください」と話しています。

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