大阪府知事選・大阪市長選・奈良県知事選で維新候補が当選確実 大阪以外で維新候補の知事当選は初
９日、投票が行われた「大阪ダブル選挙」は維新の候補者が知事と大阪市長ともに当選を確実にしました。また、奈良県知事選挙も維新の候補者が当選を確実にしています。
読売テレビが読売新聞と共同で行った出口調査では、大阪府知事選で維新・現職の吉村洋文さんが他の候補者を大きく引き離し２回目の当選を確実にしました。大阪市長選でも維新・新人の横山英幸さんが、無所属の北野妙子さんらを引き離していて、初めての当選を確実にしました。
大阪府知事選に当選確実 吉村洋文氏
「大阪府政・市政が間違っていなかったということだと。さらに加速をさせて行けという大阪府民・大阪市民のみなさんのご意見だと思います」
大阪市長選に当選確実 横山英幸氏
「松井市長ご勇退のあとの市政運営となりました。難しい舵取りとなるというのは覚悟しておりますが、全力で市政運営にあたっていきたいと思っております」
選挙戦では、争点となっていたカジノを含む統合型リゾート・ＩＲの夢洲への誘致をめぐり、他の候補者が反対の姿勢を示していたのに対し、吉村さんと横山さんは推進の立場で「雇用や税収を増やし、大阪の経済を成長させる」などと訴えました。
維新は同時に行われている府議選で過半数維持を目指すほか、市政運営を安定させるため、市議選でも過半数の獲得を目指していて、市議会でどれだけ勢力を伸ばせるかが焦点です。
一方、奈良県知事選は維新・新人の山下真さんが初めての当選を確実にしました。山下さんは徹底した行財政改革や教育の完全無償化などを訴えました。維新の公認候補が大阪以外で知事に当選するのは初めてです。
