コロナ救急搬送困難事案、全国で5469件過去最多
救急患者の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が、6日までの1週間で5469件にのぼり、過去最多となったことが総務省消防庁のまとめでわかりました。
総務省消防庁によりますと、医療機関に対し、救急搬送を4回以上照会するなどの「救急搬送困難事案」が、先月31日から6日までの1週間で全国で5469件あったということです。これは前の週の5303件を上回り、過去最多です。
また、東京消防庁によりますと、都内で新型コロナに感染し、自宅などで容体が悪化して救急要請したのは、先月31日から6日までの1週間で1104件にのぼります。このうち病院に搬送されなかったケースが全体のおよそ4割にあたる419件あったということです。
これは1月上旬の11件と比べると38倍と急増していますが、受け入れ先の病院が長時間見つからず患者本人が搬送を断念するなどのケースがあったとみられています。
(08日18:59)
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