【江戸川に遺体】花見中に不明の3歳児…　子どもの事故どう防ぐ？「事前の役割分担を」

【江戸川に遺体】花見中に不明の3歳児…　子どもの事故どう防ぐ？「事前の役割分担を」

31日午前8時ごろに東京・江戸川区の江戸川で見つかった子どもの遺体について、行方がわからなくなっていた千葉・市川市の3歳の男の子と確認されました。幼い子どもの事故をどう防ぐのか…。専門家は「役割分担が大切」と話しています。

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3月31日夕方、公園近くの河川敷には花が手向けられていました。日中、献花に訪れた近隣住民は「お花と子どもが好きそうな本を持ってきました」と話していました。30日に行方不明になった男の子を、ボランティアで捜索したといいます。

ボランティアで捜索に参加・献花に訪れた近隣住民
「元気でおうちに帰ってきてほしいから、とにかく早く見つかってほしい。『ただいま』って家族のところに戻ってきてほしかった」

吉田朔ちゃん（3）は31日午前8時ごろに江戸川で発見され、その後、死亡が確認されました。朔ちゃんは、前日に千葉・市川市の「さくら堤公園」で花見をしていました。30日午後4時半ごろ、母親らが片付けをしていたところ、目を離したすきに行方がわからなくなっていました。

警察によると、朔ちゃんは花見の最中や片付けの際、子どもたちだけで走り回るなどして遊んでいたといいます。

一夜明けた31日、120人態勢で懸命な捜索活動が続けられました。そして、東京消防庁の職員が、江戸川に浮いている子どもを発見。その後、発見された子どもが、朔ちゃんと確認されました。

朔ちゃんが発見されたのは、花見をしていた公園から750メートルほど下った江戸川の対岸の東京都側でした。

朔ちゃんが行方不明になった公園では、明るい時間帯、特に桜の時期は小さな子ども連れも多いのでしょうか。近隣住民は次のように話しています。

近隣住民
「小さい方は、お母さんとお子さんでグループでお花見してる方が結構います。小さいお子さんも、（河川敷で）遊ばれてる方が結構いらっしゃるんで」

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子どもの事故の予防に詳しい専門家によると、幼い子どもの行動には“ある特徴”があるといいます。

「Safe Kids Japan」　山中龍宏理事長
「我々からすると突拍子もない行動を取るんですけど、目の前に何か気になるものが出てくると、そちらの方に興味がいってしまう」

そして、事前に“監視役”を決めておくことが有効だといいます。

「Safe Kids Japan」　山中龍宏理事長
「“この子たちだけはあなたが見ましょう、必ず見守っていてください”、“どこに行くにも見ていてくださいね”と。役割分担をして一緒に行くことが大切」

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遺体に目立った外傷や着衣の乱れはないということで、警察は経緯を調べています。
（2023年3月31日放送「news zero」より）

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