銀行破綻が相次ぐ中“インフレ退治”を優先 米FRBが0.25%の利上げを決定|TBS NEWS DIG
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、0.25%の利上げを決めました。銀行の破綻が相次ぎ、世界の市場で動揺が続く中、利上げに踏み切った理由についてワシントンから中継です。
金融機関への信用不安の高まりで「利上げが見送られる」との見方も出ていましたが、FRBが選んだのはインフレ退治に向けた利上げの継続でした。
FRB パウエル議長
「最近の経済指標の強さは、インフレ圧力が引き続き高いことを示している。インフレ率を2%に戻すには長い道のりがあり、平坦ではない」
FRBの利上げは9回連続で、政策金利の上限は15年半ぶりに5%という高い水準に達します。
ここまでインフレの抑え込みにこだわるのは、想定よりも物価が下がらないためで、パウエル議長は「必要であれば、さらに利上げする」と強調しました。
ただ、景気を犠牲にしてインフレの抑制を優先してきたツケが、銀行の破綻という形で表面化し、世界の市場に動揺を広げたのはFRBにとって想定外でした。
パウエル氏は「利上げの一時停止も検討した」と明らかにしたうえで、「アメリカの銀行システムは健全で、強固だ」と不安の払拭に努めました。
いまだ道半ばのインフレ退治に加え、今後、金融不安への対応も迫られるFRB。これまで以上の難局に直面することになります。
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