「検察の主張には大きな疑問がある」息子への傷害罪に問われた59歳父親に無罪判決(2023年3月17日)

「検察の主張には大きな疑問がある」息子への傷害罪に問われた59歳父親に無罪判決(2023年3月17日)

「検察の主張には大きな疑問がある」息子への傷害罪に問われた59歳父親に無罪判決(2023年3月17日)

生後2か月の長男の頭に暴行を加えて大けがをさせた罪に問われた父親に対し、無罪が言い渡されました。

 大阪市のカメラマン・赤阪友昭さん(59)は2017年、当時住んでいた自宅で、生後2か月だった長男の頭に暴行を加え急性硬膜下血腫などの大けがをさせた罪で起訴されました。

 これまでの裁判で赤阪さんは起訴内容を否認していましたが、検察側は「泣き止ませようとして頭を激しく揺さぶるなどした」として、懲役5年を求刑していました。

 3月17日の判決で大阪地裁は「長男は先天性の病気の影響で血液が凝固しにくいなど、激しい揺さぶり行為がなくても急性硬膜下血腫などが起きた可能性がある。犯行に及ぶ動機も見当たらず、検察の主張には大きな疑問がある」として、赤阪さんに無罪を言い渡しました。

 (赤阪さんのコメントを代読する川上博之弁護士)
 「5年という歳月の後にこうして無罪の判決をいただけたことをとてもうれしく感じますが、それと同時に失われた日々のことを思わざるをえません。虐待でしか起こらないという決めつけにより疑いをかけるのではなく、医師にも検察にも本当の理由を探す努力をしてほしい」

 大阪地検は「判決内容を精査し、適切に対応したい」としています。

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