【アクセサリー店に“強盗”】犯行時間わずか3分半 営業中に刃物で脅し…
東京・渋谷区のアクセサリー店で強盗事件が起き、その一部始終を防犯カメラがとらえていました。営業時間中に刃物で従業員を脅し、現金約200万円とアクセサリーなど1000万円相当を奪い、男は逃走しました。約3分半の犯行でした。
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東京・渋谷区のアパレル店が立ち並ぶ通りから1本入った通りにあるアクセサリー店が強盗の被害に遭いました。
店のスタッフ
「クロムハーツというブランドの専門店になるんですけど、だいたい相場で（1点）10万円、20万円。100万円を超えてくる物も中にはあります。常時、数百点はおいてあるので、それを根こそぎ持って行かれてしまった」
事件が起きたのは14日の閉店間際でした。防犯カメラに、その一部始終が映っていました。
14日午後6時半過ぎ、店の前に黒っぽい車が横付けされました。中から男が出てきて、ドアを開けたまま店内に入っていきました。男はキャップの上からフードをかぶり、大きめのマスク姿でした。右手には刃物のような物、左手には袋を持っていました。
店内を撮影したカメラには、男に気づき、従業員がバックヤードに引き返す様子が映っていました。男は強引にドアを開けると、従業員に対し刃物を振りかざしました。店側によると「殺すぞ、金を出せ」などと脅したといいます。
男はバックヤードから戻ると刃物をしまい、ハンマーのような物を代わりに手にしました。ショーケースをたたき割ると、中にあったアクセサリーなどを片っ端から持参した袋に放り込んでいきました。男は次々とショーケースを割り、中身を奪っていきました。カメラには、落ちた物を拾うような様子も映っていました。
再びバックヤードに戻ると、従業員に袋の中に金を入れさせました。ずっしりと重そうな袋。中には、大量のお金が入っていました。店中のショーケースを割り商品を持ち出した男は、足早に店の外へ出ていきました。犯行時間は約3分半。車に乗り込み、逃走しました。
店側によると、奪われたのは現金約200万円とアクセサリーなど1000万円相当だといいます。当時、店内に客はおらず、4人いた男性従業員にケガはなかったということです。営業時間中に起きた大胆な犯行でした。
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実は、店は去年12月に2回、夜間に窃盗被害にあっていたといいます。窃盗事件で逮捕された少年らは、全国で相次いだ一連の強盗・窃盗事件との関連がありましたが、捜査関係者によると、今回の事件は一連の事件との関係はないとみられています。
被害にあった店の経営者
「夜に入られる、そのときにとられないということの対策を強化していたので、営業中の対策っていうのが、非常に認識としては甘かったし、弱かったというところで反省しています」
捜査関係者への取材で、犯行に使われた可能性のある車が、東京・中野区で見つかったことが新たに分かりました。逃げた男は黒のパーカと黒のズボンを着ていたということで、警視庁は強盗事件として行方を追っています。
（2023年3月15日放送「news every.」より）
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