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電動バイクがガソリン車を淘汰!?中国で3億4000万台 背景に数万円の価格帯と手軽さも(2023年3月10日)
世界で電動化が推進されるなか、中国では電動化されたある乗り物が市民生活に受け入れられ、その数は3億台を超えています。
福岡市の歓楽街・中州の一角、一見普通のバイク販売店のようですが…。
こちらに並んでいるバイク、どれもマフラーがありません。というのもすべて電動バイクなんです。
実はこの店、全国的にも珍しい外国製の電動バイクを輸入販売する専門店です。原付のようなタイプからスポーティーなモデルまで幅広いラインナップを取り揃えています。
MSソリューションズ・塩川正明代表取締役:「使い方としてはスマートフォンと同じように毎日充電していただく。そのルーティンさえ煩わしいと思わなければ本当に便利だと思います」
日本ではあまりなじみのない電動バイクですが、東京都が2035年までに新車販売される二輪車をすべて非ガソリン車とする目標を掲げています。
そしてすでに電動バイクがガソリン車を淘汰するほどに普及が進んでいるのがお隣中国です。
北京市内の交差点でたくさんのバイクが止まっていますが、ほとんどが電動バイクです。全く音がしていません。
EV大国の中国において、電気自動車の保有台数は1150万台とかなりの数ですが、電動バイクはその30倍の3億4000万台に達します。
急速な普及の過程で粗悪なバッテリーなどが原因の火災も社会問題化しましたが、1台数万円程度で購入可能な電動バイクは今や庶民の足として欠かせない存在になっています。
電動バイク利用者:「排ガスの問題があるので(ガソリン車は検討しない)」「充電時間は約6時間。でも長すぎるとは感じない。もう慣れたし便利だよ」
多くの電動バイクは家庭のコンセントで充電が可能で、一度に50キロから100キロ走れるモデルも多く都市部の通勤や買い物など日常の足として使うには十分です。
北京市内には、一日中街のなかを走り回る宅配ライダー向けに充電したバッテリーを使用済みのバッテリーと交換するスタンドがあちらこちらに整備されています。
宅配ライダー:「ひとつのバッテリーで約60キロ走行できる」「(Q.このサービスの利用料は?)ひと月で6000円ちょっとだ」
中国を代表する電動バイクメーカーの「NIU」は今後の市場の成熟を見据えて高性能なモデルの開発も進めています。
NIU・李彦CEO:「これは私たちが初めて作ったスポーティーなモデルだ。加速感は300~400ccのバイクに相当する」
ITとバイクの連携に強みを持つNIUは、海外への輸出も積極的に進めてきました。
これから日本などのバイク大手企業が電動化に本格参入することについて、NIUのトップは電動バイク市場の拡大が自社の利益にもつながると歓迎する考えです。
NIU・李彦CEO:「ホンダなど伝統的なバイクメーカーと競争するのではなく、世界で電動バイクの割合をどう高めるのか皆で一緒に努力できると思う」
これまで電動自動車の陰に隠れていた感もある電動バイクですが、日本などの主要なバイクメーカーから続々と電動モデルが発売されれば、今後あっという間にEVシフトの主役に躍り出るかもしれません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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