棚ごとに…誰でも本屋のオーナー「シェア型書店」 常に満杯! 抽選は“倍率20倍超”(2023年3月6日)
店舗は一つでも、棚ごとにオーナーが異なる「シェア型書店」という形態が広がっています。それぞれのこだわりが詰まった本棚は、訪れる人が未知の世界を楽しむ入り口になっているといいます。
■常に棚は“満杯” 抽選も…“倍率20倍超”
本の街、東京・神保町にあるこの店は、棚ごとに誰でもオーナーになれる共同型の書店です。
フランス・パリの商店街をイメージした店内には、362段分の棚があり、作家や評論家、ブックデザイナーなどもオーナーになっていて、おすすめの本や自ら書いた本など、こだわりの詰まった本を思い思いに並べ、販売しています。
ALL REVIEWS株式会社・由井緑郎社長:「ここは俵万智さんの棚で、サインがあったりとか。あるいは、書評家の棚というのもあって、書評した本だけを並べるみたいな本棚づくりをされていまして、付箋をそのまま残したまま、売ってくれていたりします」
この女性の職業は、コピーライター。去年8月ごろから棚のオーナーになったといいます。
棚主 コピーライター・三宅ひづるさん:「自分のおすすめの本について、自分でキャッチコピーを書いて、帯とかしおりを作って販売しています。本選びは自分が一番グッときた感動をキャッチコピーにできるといいなと思って」
壁一面に広がる棚は常に埋まっていて、空きが出るのを待つ次の借り手希望者は、抽選で募られるほど。その倍率はなんと、毎回20倍を超えていて、売り上げも順調だといいます。
由井社長:「中古書店とか、自分が本屋をやりたいという個人はすごく多分増えている。神保町の一等地に、数千円で書店を出せるというのはすごいことだと思っていて。それを体験した後で、独立される方もいらっしゃいます」
利用客は、次のように話します。
利用客:「夢ありますよね。それぞれ本棚の個性もあるし、選ぶのも一個一個が別の本屋さんみたいな気分で選べるので楽しい」
(「グッド!モーニング」2023年3月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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