【絶景】河津桜と菜の花が競演～祭り期間延長 天気にヤキモキ(2023年3月3日)
3月3日、「桃の節句」を彩る、鮮やかな桜並木。神奈川県の三浦半島では、コロナ禍で3年ぶりとなる「三浦海岸桜まつり」が開催中です。
■河津桜と菜の花 “絶景の競演”
満開を迎えた河津桜。およそ1000本が咲き誇る通りは、花見に訪れた観光客たちで、にぎわっています。
観光客：「きょうは家族を連れて、わんこと散歩ついで。このコントラストがすごくきれい、美しい」
ピンク色に染まった桜と黄色の菜の花。日本特有の春のコントラストに外国人観光客は感激です。桜色の装いなのは南国ハワイから来た女の子。桜の花びらに興味津々です。
ハワイからの観光客：「白い桜は見たことがあったが、ピンクは初めて」「日本には美しいものがたくさんある。こんな景色が見られるのは、一生に一度。とても感謝している」
■祭り期間延長 天気にヤキモキ
3日、三浦市の最高気温は12.9℃と平年並みですが、2日の春の陽気から、ぐっと気温が下がりました。冬から春に季節が移ろうなか、この桜まつりも激しい寒暖差の影響を大きく受けています。
三浦海岸桜まつり実行委員会・長島満雄さん：「寒くて咲かなくて、咲き始めたら暖かい風が吹いて」
2月上旬に開花し始めた河津桜。その見頃に合わせ例年、桜まつりの期間は1カ月です。今年は、5日の日曜日で終了の予定でしたが期間を1週間延長しました。
三浦海岸桜まつり実行委員会・長島満雄さん：「順調に桜が咲いてくれれば良かったけど、開花が遅れた分だけ残念だった」
ところが、その後、急激な変化が。
三浦海岸桜まつり実行委員会・長島満雄さん：「こんなに開花が進むと思わなかった。おととい南風が吹いて19℃まで（気温が）上がったので」
ここ数日は、最高気温が平年よりも急激に上昇。一気に開花が進み、すでに葉桜になっている木も見られます。観光客たちは今のうちに、見頃の桜をカメラに収めようと必死です。
■お得“きっぷ” 観光客のお目当ては
女性が狙っているのは、桜並木を走る京急電鉄です。ピンクの「桜」に、黄色の「菜の花」、そして、「赤いラインの京急線」。この3つのコラボレーションを動画で撮影した男性は…。
撮影した男性：「手前に桜を入れて、この枠の中に電車が来るように撮った」「タイミングとか光の加減が難しい」
京急線に乗って桜まつりに来た人には「花見」と「グルメ」両方を一挙に満喫できるお得な切符も。皆さんのお目当ては、三浦半島の「三崎マグロ」。京急線の往復乗車券やグルメ券などが付いた「みさきまぐろきっぷ」でお得に味わうことができるんです。
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