「逃げて!」地滑りの瞬間～“冬の嵐”で雪被害～竜巻次々“危険低気圧”(2023年3月1日)
南米ペルー、アンデス山脈の山あいで捉えられた地滑りの瞬間です。先月から続く大雨が原因とみられるこの地滑り。10軒もの家があっという間に土砂に飲み込まれました。
木々を巻き込みながら、ゆっくりと滑り落ちていく大量の土砂。悲鳴を上げる住民たち。地滑りは途中に建つ家も無慈悲に飲み込みます。
南米ペルー。首都リマからおよそ200キロ東にある山岳地域で大規模な地滑りが発生。
住民：「おいっ子の家がこの端にあった。別の家も上の方にあった」
現場はアンデス山脈の山あいの集落。地滑りが起きたのはこの場所。近くには集落もあります。少なくとも10軒の家が土砂に埋まりましたが、幸いにもけが人などはいませんでした。
先月から大雨が続いているペルー。その影響で、南部の山岳地域では各地で土砂災害が相次いでいました。
渋滞する車の列。その先でも崩落事故が発生。巨大な岩が崩れ落ち、道路をふさいでしまったのです。
旅行者：「母と一緒に移動している。他の人たちのようには歩いていけない。高齢の母が一緒なので無理」
先週からアメリカを冬の嵐が襲い、各地で大雪による被害が発生。ある立体駐車場、1台の車が入った次の瞬間。突然、流れ込んできたのは大量の雪。場所はアメリカ、ウィスコンシン州ショッピングモールの駐車場。2階建ての立体駐車場で屋上も駐車スペース。その屋上に降り積もった雪が2階と1階の屋根を突き抜け、落ちてきたのです。
現地メディアは、屋上に降り積もった雪を1カ所に集めていたところ、その重みで床が抜け落ちてしまったと推測。2台の車が雪に潰されましたが誰も乗っておらず、けが人はなかったといいます。
住宅街で車に乗ろうとすると、ハンドルもブレーキも制御不能。横滑りしながら、そのまま坂道を下っていきます。
山間部は至る所で通行止めに。そんななか、森に現れたのは…。雪の中にいたのはハクトウワシ。卵を温めている間に巣が雪に埋まったらしく、その後、卵が2つ見つかりました。
アメリカ中西部は大気が不安定になり、竜巻が相次いで発生。突然、降り出した雨、そして雷。家のすぐ目の前に竜巻が迫ってきたのです。
アメリカ中西部オクラホマ州を襲った竜巻。
男性：「天井のパネルが落ちて、床に転がっているよ」
竜巻の直撃は免れたものの、街に多くの被害を及ぼしました。
男性：「あちこち飛ばされてこんな光景に…」
不安定な大気の状態が続くアメリカ。竜巻により、少なくとも1人が死亡、15人が負傷しています。 （C） CABLE NEWS NETWORK 2023
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