ガス中毒の『特効薬』開発 火災現場や救急車内での活用期待 同志社大などのグループ(2023年2月21日)
建物火災の死因で4割を占めるガス中毒について、同志社大学などが火災現場で治療できる特効薬を開発しました。
京都アニメーションや大阪・北新地の放火事件など、建物火災での死因は、約4割が火災で発生した一酸化炭素などのガスを吸い込むガス中毒だとされています。
同志社大学などの研究グループは、人工ヘモグロビンの化合物2種類などを混ぜて投与すると、血中で有毒ガスの成分を吸着し、尿で排出されることを発見しました。マウスへの実験では、この特効薬を投与した集団は85%が生存したということです。
現在、火災のガス中毒は限られた病院でしか有効な治療ができませんが、特効薬を携帯し、火災現場や救急車の中で活用するといった利便性や即効性が期待されています。
研究チームは今後、安全性を確認する試験などを行い、数年以内の実用化を目指すとしています。
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