子どもの感染急増…保育園でも子どもに『マスク・黙食・咳エチケット』悩ましい対応(2022年2月2日)

子どもの感染急増…保育園でも子どもに『マスク・黙食・咳エチケット』悩ましい対応(2022年2月2日)

子どもの感染急増…保育園でも子どもに『マスク・黙食・咳エチケット』悩ましい対応(2022年2月2日)

新型コロナウイルスの感染拡大が続く大阪府では、2月1日の新規感染者1万1881人のうち904人が未就学児でした。大阪市西区の認可保育所「南堀江保育園てのひら」で話を聞くと、子どもを通わせる保護者からは不安の声が上がりました。

 (5歳児の保護者)
 「気にはなるんですけれど、保育園に預けざるを得ない」
 (5歳児の保護者)
 「感染いつするかはわからないので、それは不安ですけれども。マスクはしているけれど、遊んでたらすぐに外しちゃうので」

 一方で保育所側の感染対策も試行錯誤が続いています。幼児クラスの“今週のお約束”は「感染症対策をしっかりしましょう」。子どもたちに対して「せきエチケット」「はなれる」なども伝えています。しかし、小さい子どもが通う保育所特有の難しい問題があるといいます。

 (保育園てのひら 猪又洋祐園長代理)
 「0歳1歳2歳の子たちは、やっぱり難しいですね。顔色や、ぐったりしていないかとか、見ながら対策しているので。乳児はそういう面もあるのでマスクを着けられない」

 マスクができない乳児のクラスでは、手洗いやうがいのほか、床やテーブルも保育士がこまめに消毒。3歳児以上の幼児クラスでは室内でのマスク着用を徹底するなど、年齢に合わせた感染症対策をとっています。この保育所では去年9月以降、感染者が出たことなどにより2度休園しています。保育士の子どもが通う保育所が休園して出勤できなくなるなどしたため、一時は保育士が足りなくなる事態にも陥ったといいます。

 賑やかだった教室も給食の時間になると様子が一転します。“黙食”を行っているためです。

 (子どもたちに声をかける保育士)
 「食べるときのお約束思い出してください。黙食」

 保育所ではこうした対策がもう2年も続いています。

 (保育園てのひら 猪又洋祐園長代理)
 「マスクをしないといけないとなると顔の表情だって見えないし、子ども同士で顔見ながら生活していくというのが大事だと思うので。バランスをとりながら(感染症対策を)やっているところです」

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