【松本零士と大泉学園駅】発車メロディー“銀河鉄道999”に「終着駅は遥か彼方」2009(2023年2月20日)
亡くなった松本零士さんです。
うしろにはメーテルの姿が。
ゴダイゴのタケカワユキヒデさんの姿も見えます。
タケカワさんが西武鉄道の制帽をかぶりました。
松本さんはおなじみの髑髏(どくろ)のマークの帽子です。
大ぜいが並んでロープを引っ張ると、松本零士さんが描いた『銀河鉄道999』の壁画が現れました。
2009年3月8日、東京・練馬区の西武池袋線・大泉学園駅北口に登場した幅10メートル高さ2.6メートルの大壁画の除幕式です。
タケカワユキヒデさんは一日駅長を務めました。
ホームに移ると、西武線の清瀬行き下り電車が入ってきました。
壁画制作と合わせて変更された発車ベルは、劇場版アニメ『銀河鉄道999』主題歌の冒頭部分です。
作曲したタケカワさん自身が編曲しました。
タケカワさんが本職の駅員とともに合図します。
松本零士さんとメーテル、正しく言うと「ミス銀河鉄道999」がそのうしろで見守ります。
除幕式に先立って松本零士さんのあいさつがありました。
松本さん、大泉学園と縁が深かったんですね。
『銀河鉄道999』が生まれたのはこの地だそうですし、
近くにある「東映東京撮影所」に出入りする俳優さんたちとも交流があったそうです。
撮影所のとなりには日本最初のカラー長編アニメ映画『白蛇伝』を制作した「東映アニメーション」(東映動画)もあります。
『銀河鉄道999』や『宇宙海賊キャプテンハーロック』など多くの松本零士作品が、「東映アニメーション」でアニメになりました。
そういえば、日本最初の長編テレビ用連続アニメ『鉄腕アトム』を制作した手塚治虫さんの「虫プロダクション」は3つ(現在は4つ)となりの富士見台駅近くにありました。
有名な「トキワ荘」も同じ西武池袋線の椎名町駅が最寄り駅でした。
タケカワユキヒデさんによると発車ベルには5秒という制限があり、余韻の部分を計算すると実尺3秒半から4秒にまとめなければらず、大変だったそうです。
下りホームの発車ベルは冒頭部分でした。では最後の部分を使ったという上りホームはどうでしょう?
合わせてじっくりお聞きください。
車両はなぜかどちらも西武線のものでも、もちろん999でもなく、東京メトロのものです。
壁画には松本零士さんのサインが日付入りで記されています。
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関係者によると松本零士さん本名、松本晟(あきら)さんは、13日、都内の病院で急性心不全のため亡くなりました。85歳でした。
松本さんは1938年、福岡県久留米市生まれで、幼少の頃から漫画家を志し、『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』などのスケールな大きなSF作品のほか、第二次世界大戦を舞台に戦場の悲哀を描いた「戦場まんがシリーズ」などの名作を次々に世に送り出しました。
1970年代から80年代には、その多くの作品がアニメ化され、国内外で一大ブームを巻き起こしました。
その功績で2010年に旭日小綬章を、2012年にはフランス芸術文化勲章シュバリエを受賞するなど、多くの賞を受賞しています。
また、日本有数の漫画収集家としても知られ、宝塚大学メディア・コンテンツ学部特任教授を務めるなど、後進の指導にも努めました。
告別式は近親者のみですでに執り行われ後日、改めてお別れ会を行うとのことです。 ※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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