大阪パビリオン目玉『アンチエイジングライド』見直しに コストと車椅子対応など理由(2023年2月15日)

大阪パビリオン目玉『アンチエイジングライド』見直しに コストと車椅子対応など理由(2023年2月15日)

大阪パビリオン目玉『アンチエイジングライド』見直しに コストと車椅子対応など理由(2023年2月15日)

万博に出展する大阪パビリオンの目玉の展示内容が見直されることになりました。

 乗り物に乗ってらせん状のスロープを移動する展示。万博で大阪府と大阪市などが出展する大阪パビリオンの目玉『アンチエイジング・ライド』です。これに乗ると血管年齢などを自動診断して健康状態を把握できる計画でしたが、大阪市などによりますと、製造コストの高騰や車椅子に乗っている人なども楽しめるべきだという意見が出たため、ライドの設置を取りやめたということです。代わりにポッドと呼ばれる円柱形の筒を設置して、中に人が入り健康状態がわかるようにするということです。

 費用は80億円~100億円の見込みで、民間企業からの協賛金でまかなうといいますが、この決定に大阪府の吉村洋文知事は次のように話しています。

 (大阪府 吉村洋文知事)
 「障がいのある方も利用しやすくなる、そしてコストダウンにもつながる、そして機能は維持できる、ということで判断したというふうに聞いています。僕自身もその考え方に賛成です」

 大阪パビリオンは、建物自体の建設費は大阪府と大阪市で折半することになっていて、こちらの金額は当初想定の74億円から99億円に増加しています。また大阪府と大阪市は会場建設費やPR費用などで来年度140億円の負担を見込んでいます。

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