「お化け屋敷っぽい」10年塩漬けの廃墟『公務員宿舎』50億円ほどの価値を国が放置(2023年2月10日)

「お化け屋敷っぽい」10年塩漬けの廃墟『公務員宿舎』50億円ほどの価値を国が放置(2023年2月10日)

「お化け屋敷っぽい」10年塩漬けの廃墟『公務員宿舎』50億円ほどの価値を国が放置(2023年2月10日)

東京・新宿の一等地に使われなくなった公務員宿舎が廃墟となって放置されています。その場所を取材しました。

 1日平均52万人が利用するJR新宿駅から車で約10分の場所にある国家公務員宿舎「若松住宅」。地上12階建ての立派な建物に見えますが、敷地内には折れ曲がった看板や、壁には英語の落書きのようなものもあります。そして枯れた木のつるに覆われて荒れ果てた駐輪場。6000平方メートルの土地は、2011年に利用を終えた後、放置されたままでした。

 今年2月7日、立憲と維新の議員で構成されるプロジェクトチームがこの廃墟宿舎を視察。管理する財務省は「土地汚染の調査などに時間がかかり売ることができなかった」と釈明しますが…。

 (日本維新の会 岩谷良平衆院議員)
 「一等地の土地を塩漬けにするのは明らかにもったいないと思いますよね」

 視察チームの1人である日本維新の会の岩谷良平衆院議員は、不動産会社を経営するなどした実業家で、物件を見る目はピカイチです。視察の翌日、岩谷議員が土地の価格を査定しました。

 (日本維新の会 岩谷良平衆院議員)
 「46億9257万円から53億4953万円というのがこの土地の価値ですね。民間不動産会社にいうと、すぐにでも買いたい、開発させてくれ、と言うと思いますね。新宿区ですから大阪で言うとキタ・ミナミに匹敵すると思いますよね」

 ちなみに大阪の公有地はどうなっているのでしょうか?

 (日本維新の会 岩谷良平衆院議員)
 「橋下知事の就任の時の財政改革から、使われていない不動産などを一から全て洗い出して、順次売却していった」

 国は増税議論をする前に、こうした廃墟を処分して、財源の捻出に取り掛かるべきではないでしょうか。

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