「“1977”Tシャツ男」「フード目深男」フィリピンから2容疑者移送 見えてきた4人の役割 “事件の全容解明の鍵”となる指示役「ルフィ」の特定は…【news23】|TBS NEWS DIG
「現金回収役」「リクルーター」「かけ子への指示役」そして、「グループリーダー」フィリピンから日本に移送された4人の「役割」が判明。「ルフィ」は誰なのか?全国で相次ぐ強盗事件は全容解明となるのでしょうか?
■「視線は鋭く威圧感は相当感じた」残る指示役2人送還
記者(9日)
「午前5時半前です。渡辺容疑者と小島容疑者が羽田空港に入ってきました」
残る2人の男がフィリピンから強制送還されました。
下を見つめながら歩く渡辺優樹容疑者(38)。フードは自らの意思で被ったとみられます。
記者
「小島容疑者は“1977”と書かれたTシャツですけれども、小島容疑者45歳、1977というと生まれた年ということですかね」
Tシャツ姿の小島智信容疑者(45)は、両腕に入れ墨が確認できます。
9日夜、フィリピンで撮影された映像で、2人は防弾チョッキを身に着けていました。
大勢の警察官が出動し厳戒態勢の中、2人の移送を開始。
そして、渡辺容疑者と小島容疑者は、日本に向かう機内で逮捕されました。
記者
「渡辺容疑者・小島容疑者と同じ飛行機に我々も乗り込みまして、機内の様子を見てきます」
JNNの記者は、2人の様子をすぐ近くで目撃していました。
記者
「私もここ(2人の斜め前)にいたので、何度か姿を見てると渡辺容疑者も私の方を見ていました。その時の視線はすごく鋭かった。相手も視線を避けるようなことはしないで、見たら見返してくるという感じ。それは小島容疑者も一緒で、見るとすぐ返してくるような感じで、まったくひるんでいる様子はなかったです。2人とも威圧感を相当感じました」
その後、渡辺容疑者は羽田空港から渋谷署へ身柄を移されました。
一方、世田谷署に身柄を移された小島容疑者は、Tシャツだったためか、寒そうにしていました。
これで、先に送還されていた今村磨人容疑者(38)、藤田聖也容疑者(38)の2人とあわせて、指示役とされる4人の身柄が警視庁に移され、本格的な捜査が始まりました。
■リクルーターに現金回収…見えてきた4人の“役割”
そこで少しずつ見えてきたのが、逮捕された4人の役割です。
小島容疑者はだまし取った現金の回収・管理役、藤田聖也容疑者は、実行役となる「かけ子」などを募集するリクルーター。
そして…
「そいつらは詐欺で入手したカネだから、わめくこともないです」
今村磨人容疑者がかけ子に指示を送る役割で、それらを束ねる特殊詐欺グループのリーダーが渡辺容疑者とみられています。
警視庁が4人の役割について裏付けを進めていく中で、次の焦点となるのが強盗事件との関連や指示役“ルフィ”の特定です。
警視庁キャップ・守田記者は…
警視庁キャップ 守田哲記者
「警視庁が本格的に捜査しているのは一番下の実行役。下の人間から上の4人に直接アクセスした可能性のある人間を特定し、突き止めて、4人のうちルフィが誰かを明らかにする」
そこでカギとなってくるのが、容疑者が使っていたスマホの解析です。
「ルフィを特定するための物証が乏しい。収容所で彼らが使っていたスマホは極めて重要なんです。メッセージが消されているものが多数あると思うが、復元作業を通じて、情報と違う情報を結びつけていくことによって、ルフィが誰か特定することできる。いわば宝の山になるかもしれない」
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