【“マスク着用”】個人の判断に 卒業式を考慮か 教育現場は歓迎の一方悩みも
マスクの着用について、3月前半からは、「屋内・屋外を問わず個人の判断にゆだねる」方向で政府が調整していることがわかりました。小中学校の卒業式に間に合うよう、考慮したものとみられます。学校を取材すると、緩和を歓迎する一方で悩みもみられました。
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9日、マスクの着用が個人の判断になった場合について、街の人の声を聞きました。
会社員(30代)
「(マスク)外しますかね、ちょっと邪魔なんで、顔が暑くてメイク取れちゃうので」
「元に戻ってほしいので、それだったら外した方がいい」
一方で、こんな声も。
大学生(20代)
「『外してもいいよ』って言われても、しばらくはつけている気がする」
会社員(20代)
「感染したら、広がったら怖い」
現在は屋内で推奨されているマスクの着用。複数の政府関係者によると、来月前半からは屋内・屋外を問わず、個人の判断にゆだねる方向で政府が調整していることがわかりました。
岸田首相は10日、関係閣僚と協議し、マスク着用ルールを変える時期について正式に決定する考えです。小中学校の卒業式に間に合うよう、考慮したものとみられます。
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その卒業式でのマスク着用について9日午後5時半すぎ、東京都のコロナウイルスモニタリング会議で専門家は――
東京iCDC専門家ボード 賀来満夫座長
「卒業式は広い空間で発声も限られており、静かに執り行われるもので、感染リスクは高くないものと考えられます」
その上で、感染対策を行えば、卒業式でマスクを外してもいいという見解を示しました。
東京都 小池知事
「感染対策はしっかり行いつつ、みんなの笑顔がわかる、思い出に残る卒業式になるよう願っております」
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去年3月、都内の青稜高等学校で行われた卒業式では、卒業証書を受け取る時など、式典中は常に全員がマスクをつけて参加していました。
今年は、マスクを外せるという方針に校長は――
青稜中学校・高等学校 青田泰明校長
「卒業式って、一生に一回の思い出の本当に大きなイベント。やはり、みんなが楽しんで、笑顔で過ごせるのが一番だと思います」
ただ、悩みもあるといいます。
青稜中学校・高等学校 青田泰明校長
「マスクをつける・つけないが自由化という形になると、(卒業式での)席の間隔・換気の仕方、保護者のみなさんにも参加いただくが、対応していかないといけない」
また、「学校で働いている先生方は、どうやったら子供たちが安心するか、保護者が安心してくれるのか本当に考えているので、できるだけ柔軟に、スピーディーに対応していきたい」とも話しました。
(2023年2月9日放送「news zero」より)
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