トルコ・シリア大地震死者1万1000人超 迫る“72時間”へその緒が付いた赤ちゃんも救助【news23】|TBS NEWS DIG

トルコ・シリア大地震死者1万1000人超 迫る“72時間”へその緒が付いた赤ちゃんも救助【news23】|TBS NEWS DIG

トルコ・シリア大地震死者1万1000人超 迫る“72時間”へその緒が付いた赤ちゃんも救助【news23】|TBS NEWS DIG

トルコ南部で起こった大地震、死者は隣国シリアとあわせて1万1000人を超えました。発生したのは日本時間おととい午前中、すでに60時間以上が経過していて、生存率が急激に低下するとされる「72時間」が迫っています。被災地では懸命の救助作業が行われ、へその緒が付いた状態の赤ちゃんも救助されました。

■トルコ・シリア大地震 死者1万人超 迫る“72時間”

赤ちゃんを抱えた救助隊「何か巻くものをくれ!」

救助されたのは生後2か月の赤ちゃんです。救助隊は走って救急車まで運びます。

救助隊「あなたの子どもですか?」
祖父「私の孫です」

赤ちゃんは瓦礫の中で、29時間生きていました。

救助隊「お水だよ、どうぞどうぞ」

瓦礫に閉じ込められている男の子に、救助隊がペットボトルのキャップで水を与えます。
その後、男の子は45時間ぶりに救助されました。

2月8日朝、被災地は発生から60時間以上。
“人命救助の壁”と言われる72時間が迫る中、依然、多くの人が瓦礫の中に取り残されているとみられます。

倒壊している病院。入院中の同僚を探しに来た男性は…

入院中の同僚を捜す男性
「患者を含め、15人くらい閉じ込められたと聞いている。今は中には入れない」

被災地では最低気温が氷点下となる日が続く見込みで、救助はさらに厳しくなるものと見られています。

震源地から250㎞離れた場所に住む日本人は、支援物資が必要だといいます。

トルコ在住 落合リザさん
「洋服がやっぱり足りないって言ってましたね。 すごく寒いので、コートとかとにかく欲しい、足りてないって言っていますね」

■トルコの隣国・シリアでも救助作業 瓦礫の下からへその緒がついた赤ちゃんも…

この地震での被害は拡大し続けています。トルコとシリアでの死者は1万1000人を超えました。(日本時間8日午後10時時点)

シリアでも懸命の救助作業が続いています。
シリア北西部のイドリブ県では、救助隊員が瓦礫の下に潜り込み、必死に手を伸ばします。すると…生き埋めになっていた子どもたちを次々と救助。
現場は安堵と歓声に包まれました。

病院にいた生後間もない赤ちゃん。背中には、無数のあざがありました。
瓦礫の下で母親と一緒にへその緒が付いた状態で発見された女の子。その時、母親は亡くなっていたということです。

今回の地震では、シリア北西部のイドリブ県など、反体制派が拠点とする地域が特に大きな被害を受けています。

しかし、救命活動は民間組織だけが頼りの状態で、政府の支援は入っていません。現地の孤立化が懸念されます。

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