“IDなしでも携帯電話は買える” オレオレならぬ「アコアコ詐欺」が社会問題に フィリピンでも横行する「特殊詐欺」の背景|TBS NEWS DIG
フィリピン・マニラの日本人4人がいる収容所の前から最新情報です。
ビクタン収容所の前からお伝えします。フィリピン法務省が「あすまでに日本人4人のうちの1人を強制送還できる可能性がある」と打ち出したことで、一層、緊張感が高まっています。
日本人4人のうち、1人が持っていたスマートフォン6台が押収されましたが、事件の鍵を握っているとみられる携帯電話は、フィリピンでは身分証明書などがなくても簡単に入手することができるんです。
店員
「(Q.いくらですか?)100ペソ。(Q.買うのにIDはいりますか?)いらないよ。(Q.海外の人間も〔IDなど〕要らないんですか?)買えるよ」
SIMは使い捨て状態で、いわば足がつきにくいため、フィリピンでも、日本でいう“オレオレ”、“アコアコ詐欺”という特殊詐欺などが大きな社会問題になっているんです。
政府は4月までに罰金刑も導入し、IDやパスポートとの紐付けを厳しくする方針ですが、実はその身分証明書も不正に取引されています。
健康保険証や免許証、ワクチンの接種証明書、さらに学校の卒業証書までが不正に取引され、お金で買えないものはないという状況を目の当たりにしました。
今回、窃盗などの容疑で逮捕状が出ている容疑者らがどう通信手段を得たのかはまだ明らかになっていませんが、フィリピンを舞台にした犯罪活動の背景には、こうした実情もあるとみられます。
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