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【現場から、】漂流22時間“奇跡の救出”舞台裏
シリーズ「現場から、」です。鹿児島県の屋久島沖で去年11月に船が転覆して船長は船にしがみついたまま22時間漂流しました。その一部始終をJNNに語りました。
荒波の中、救助に向かう海上保安庁の潜水士。視線の先には転覆した船にしがみつく人の姿が。
「(転覆した時は)船が突風と横波を受けてまっすぐ立った。切り返して立て直そうとしたけど、もう無理だった」
原崎孝一さん69歳です。去年11月、1人で船に乗り込み、奄美大島から屋久島に向かっていたところ、突風と高波にあおられ転覆。この時のとっさの行動が生死を分けました。
原崎孝一さん
「携帯電話だけ持って、ちょうどひっくり返るときに脱出した」
携帯電話は水に濡れ海保に通報できませんでしたが、何度もかけ直すうちに偶然、知人との通話に成功。その知人を介して海の事件・事故の緊急通報ダイヤル「118番」に通報が入り、海保の巡視船や航空機が現場に向かいました。しかし、当時、波は3メートルと高く、捜索は難航。
原崎孝一さん
「風がすごくて寒くて、ガタガタ震えていた。漂流中に後ろを見たらシートが見えた。シートをなんとか引き上げて、頭からかぶって風よけにした。夜中になると眠くなって、波をかぶるたびにパッと目が覚めた。家族やみんなのことを思った」
そして、捜索開始からおよそ18時間後・・。
救助した鹿児島海保 大浦龍之介潜水士
「あそこに何かあると、まずはそこから始まって、近づいたら実際にいらっしゃった」
転覆から22時間。ようやく救助されました。
「大丈夫ですか?海上保安庁です。今からあの船に乗って帰りましょう」
原崎孝一さん
「本当に感謝。荒れた海の中に2人飛び込み、泳いできてくれて。すごく感激だった」
原崎さんの命を救った海保への「118番」通報。しかし、認知度は低く、去年は42万件余りの通報のうち事件・事故の通報は1.2%で、ほとんどが間違いやいたずら電話でした。
救助した鹿児島海保 大浦龍之介潜水士
「118番を知っていると知らないのでは、大きな差が出てくる。『海のもしもは118番』とぜひ日本の皆さんに知ってもらいたい」
(30日10:58)



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