JR西日本・長谷川社長『列車から降りてケガするリスク考えた…』立ち往生めぐり謝罪(2023年1月26日)
最強寒波の影響により15本の列車が乗客を乗せたまま動かなくなってしまったことについて、1月26日、JR西日本の長谷川一明社長が会見で謝罪しました。
兵庫県豊岡市の神鍋高原のスキー場「アップかんなべ」。一面に雪が降り積もっています。このスキー場では雪不足のため1月12日から休業していました。しかし、1月24日から降り続く雪が恵みの雪となり、1月26日にようやく再開することになりました。
(スキー場に訪れた人)
「ホームページで確認して、いっぱい滑れるだろうなと思って来ました。(このスキー場が)なじみ深いのでめっちゃうれしいです」
「雪も降りだして、人もまだ少ないので、いい雪質で楽しめています」
近畿では1月26日の朝も厳しい冷え込みとなっていて、和歌山県田辺市龍神で最低気温がマイナス8.7℃、滋賀県東近江市東近江でマイナス12.3℃、京都府南丹市園部でマイナス13℃と、観測史上最低気温となった場所が3か所ありました。
10年に1度といわれる最強寒波は近畿の交通網に大打撃を与えました。
(記者リポート 1月25日)
「こちらJR山科駅です。大混雑となっていまして、中では車内で一夜を明かしたとみられる人たちが列を作っています」
1月25日、JR京都線と琵琶湖線では同時多発的にポイントの転換ができなくなり、15本の列車が乗客を乗せたまま動けない状態になりました。列車が止まってから最後の乗客が降りるまでに最大10時間程度かかった列車もあり、国土交通省近畿運輸局はJR西日本に対して再発防止と原因を究明するよう指導したということです。
そして1月26日午後2時過ぎから行われた会見で、JR西日本の長谷川一明社長は乗客を列車から降ろすまでに時間がかかった理由について次のように話しました。
(JR西日本 長谷川一明社長)
「お客さま、ならびに皆さま方に心よりお詫び申し上げます。きつい降雪の中でお客さまに列車から降りていただくということにつきまして、その過程でケガが発生するなどのリスクも考えますと、お客さまに列車にとどまっていただきポイントの復旧を急ぐという判断をしたのですが、長時間を要することとなり、お客さまには多大なるご迷惑とご心痛をおかけしました。やはり、そうはいっても一定のところで降りていただくということが必要であったのではないかと思います」
同じエリアを走る私鉄には大きな影響がなく、JRだけが大きなトラブルとなったことについては次のように話しました。
(JR西日本 長谷川一明社長)
「JRは京阪神エリアのかなり周辺部まで列車を運行しているというところで、大都市部だけを走っているということではないというところが、条件的には違うのかなと。ただ、私鉄に学んでより適切な運行ができるよう、学ぶべきは学んでやっていかなくてはいけないと思っています」
長谷川社長は今後、問題点を検証して改善策を速やかに実行すると話しました。
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