「100頭以上はいた」今度は東京湾にイルカの大群 “珍しい種”の可能性も(2023年1月24日)

「100頭以上はいた」今度は東京湾にイルカの大群 “珍しい種”の可能性も(2023年1月24日)

「100頭以上はいた」今度は東京湾にイルカの大群 “珍しい種”の可能性も(2023年1月24日)

 東京湾に今度はイルカの大群が現れました。その数なんと100頭。しかも、なかなか見られない種類だということなんです。

 22日の正午ごろ、神奈川県の横須賀沖で釣り人によって撮影された東京湾を泳ぐイルカの大群の映像。

 撮影者:「100頭以上はいたと思う」

 一体なぜ、東京湾にこれほどの大群が。過去を調べると、1999年には、東京湾の八景島沖でもイルカの群れが。この時は20頭ほどが確認できます。

 その1週間ほど前には、東京・新木場にある貯木場に、ハナゴンドウとみられるイルカが迷い込みました。その他にも、お台場や2007年には荒川をさかのぼり、北区付近で目撃されたイルカの例もありました。しかし、22日に目撃されたのは100頭もの大群。果たして、このイルカの種類は。

 水族館「うみたまご」飼育部獣類グループリーダー・獣医師、柳澤牧央さん:「おそらく、体に特徴的なストライプが入っていますので『マイルカ』だと思います」

 100頭から1000頭もの群れを作るという「マイルカ」。沖に船を出す水産関係者以外で水族館などの飼育で見ることはほとんどないという貴重な種類だそうです。実は、大分の水族館「うみたまご」は、日本で唯一「ハセイルカ」が見られる場所ですが、その「ハセイルカ」というのが…。

 水族館「うみたまご」飼育部獣類グループリーダー・獣医師、柳澤牧央さん:「最近は『マイルカ』一種に分類されているんですけど、数年前までは『マイルカ』と『ハセイルカ』を分けて考えていまして…」

 くちばしの長さや、沿岸に近付くかなど、性質にやや違いはあるものの、最近は同じ「マイルカ」として分類されているそうです。では、なぜ大群で東京湾にやって来たのか。大分や鹿児島でみられる「マイルカ」の群れの習性から推測すると…。

 水族館「うみたまご」飼育部獣類グループリーダー・獣医師、柳澤牧央さん:「やはり、エサを追ってきて入っている事が多いので、もしかすると、東京湾にマイルカが食べるようなエサが入り込んできたのを追ってきた可能性はあると思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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