大阪湾の「淀ちゃん」海にかえる 約30トンのおもりつけ海底へ…(2023年1月20日) #Shorts
大阪湾の淀川河口付近に迷い込み、死んだマッコウクジラの「淀ちゃん」。1月19日、和歌山県と徳島県の間に広がる紀伊水道の沖で海底に沈めるための作業が行われました。
■「淀ちゃん」海にかえる
大きな船にクジラが載せられています。回りから少しずつ海水でしょうか。流し込まれているのが分かります。
船で運ばれるクジラには、およそ30トンのおもりが付けられていました。
縦に2つに割けるような形で船底が開きました。クジラがもう波に浮かんでいるようにも見えます。両端に設けられたおもしも今、海の中に沈みました。そして、どんどんとその姿が見えなくなりました。
■東京湾にも“クジラ”出現
一方、東京湾では、1月19日午後1時20分ごろ、東京湾アクアラインの近くを航行していた船の乗組員から「潮を吹いたり潜ったりしているクジラを発見した」と通報がありました。
横浜海上保安部が巡視艇を現場に向かわせたところ、体長7メートル以上とみられる大型の海洋生物を確認したということです。
映像を確認した専門家は、次のように話します。
日本鯨類研究所・松岡耕二参事:「体の特徴を見る限り、ザトウクジラで間違いありません。年をとった個体ではなくて、結構若いクジラかなという印象」
■専門家「たまたま餌を追い…」
ザトウクジラといえば、5年前にも東京湾で目撃情報が相次ぎ、大きな話題となりました。今回、なぜ東京湾に現れたのでしょうか?
松岡参事:「この時期に、東京の近海でいえば、八丈島とか三宅島とかにも、ザトウクジラは結構分布している。東京湾は魚も豊富にいるので。東京湾の入り口のほうにいた個体が、たまたま餌(えさ)を追って入ってきたということは、考えられると思います。大きな傷があるとか、そういうのは見られませんし」
(「グッド!モーニング」2023年1月20日放送分より)/a>
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