【警官発砲…】“盗難車”を追跡で　男死亡…大阪府警「詳細は調査中」

【警官発砲…】“盗難車”を追跡で　男死亡…大阪府警「詳細は調査中」

大阪・八尾市で大阪府警の警官が13日、追跡中の車を運転していた男に発砲しました。男は搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。警察によると、男は盗難車とみられる車を運転していて、パトカーに衝突してきたといいます。

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大阪・八尾市の住宅街で“銃声”が響き、13日午後1時20分ごろ、近くの工場の関係者から「警察官の発砲で人が撃たれた」と消防に通報が入りました。

盗難されたとみられる車両を追っていた警察官が、40～50代くらいの男に発砲し、その後、死亡が確認されました。

近隣住民
「（午後）1時過ぎごろにパトカーの音が聞こえて、ベランダをのぞいたらおおごとになっていてびっくりした」

男が乗っていた白い車は柱に激突し、ボンネットが開いた状態になっていました。さらに、離れたところにはパトカーのフロント部分を調べる警察官の姿が見られました。

現場は、JRおおさか東線の久宝寺駅から南西に約600メートルの場所で、すぐ南には小学校やこども園もある閑静な住宅街です。その小学校では保護者に対し、児童の下校時に教員が見守りをするというメールを送っていました。

事件直前の現場付近をとらえていた防犯カメラには、交差点を通過する白い車と、それを追跡するパトカーが映っていました。別のカメラにも、猛スピードの白い車を引き続き追っているパトカーが映っていて、車間距離を詰めていっているようにも見えました。追跡は、約1.6キロにおよんだといいます。

現場周辺で働く男性
「あそこに突っ込んだみたい後ろから追いかけられて、怒号が聞こえたあとからパーン！って1発撃ったのが聞こえた」

――銃声は1発だけ？

現場周辺で働く男性
「僕は1発だけなんですけど、近所の人は2回聞こえたと」

――撃たれた人はどんな状況？

現場周辺で働く男性
「車で座っている状態」

警察によると、男が車をバックさせ、パトカーにぶつけてきたといいます。警察官は窓ガラスを警棒でたたいて止めようとしましたが、車は止まりませんでした。

そのため、八尾警察署の警部補（47）と巡査長（26）が警告をした上で、それぞれ2発拳銃を発砲しました。男の上半身に少なくとも1発、命中しました。

その後も車は逃走を続けましたが、信号の柱に衝突して停止。警察は、男を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕しました。

男は心肺停止の状態で、ドクターヘリで病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。

大阪府警は、拳銃の発砲については、「被疑者が亡くなったことは残念だが、詳細については現在調査中」としています。
（2022年1月13日放送「news zero」より）

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