専門家「休みたいから浅瀬にいる」迷子クジラ きょうも大阪湾に(2023年1月10日)
大阪湾に迷い込んだクジラは、9日から少し移動をしたものの、湾から出ていく様子もなく、2日目の夜も大阪の海で過ごしています。10日は、潮を噴き上げる勢いが少し衰えているようにも見えます。
連日、多くの人たちが、クジラの姿を見ようと、現場に駆けつけています。
母親:「見ることなんて一生にあるかないかなので、きょうで冬休みも最後なので見に来ました」
子ども:「がんばって帰ってほしいな」
女性:「潮が吹いている瞬間を撮ろうと思って」
海上保安庁は、監視を続けながら関係機関との協議を続けています。
心配なのはクジラの体調です。長年、大阪湾の海洋生物を研究してきた鍋島さんに聞きました。あの場所に留まっていることをどのように見ているのでしょうか。
大阪市立自然史博物館外来研究員・鍋島靖信さん:「休んでいると思う。深いところに行くと、どうしても泳がないといけないので、体がしんどいと。こういう浅いところに行って、引き潮になると体の下1メートルくらいにしか水深ないと思うが、潜れないが息をしてゆっくりすると海底にお腹がついてジッとしてると。マッコウクジラでも体にいっぱい脂を持っているので、それを使い切るまでは大丈夫だが、だいたい2週間~1カ月ぐらいは、なんとか大丈夫かなと考えている。何かしてやりたい気はあるが、クジラに任しておくしか仕方ない。体力が少し戻ったり、調子が良くなると、こっから直ぐ沖の方に行って、外海へと帰っていくと思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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