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【各企業トップに聞く】今年の物価はどうなるの? 物価高を背景に廃止の福袋も…(2023年1月5日)
私たちの生活を直撃する「値上げ」。去年、実際に値上げに踏み切った企業のトップたちに話を聞いてみました。すると、今年はどうも明るい兆しが見えてきそうです。
経済界のトップや総理大臣も出席して行われる恒例の経済3団体新年祝賀パーティー。去年、急激に進んだ物価高は今年どうなるのか…。日本の大企業のトップに聞きました。
サントリー・新浪剛史社長:「上期は引き続き物価が上がっていきますし、下手すると下期は燃料代がまた上がってくる可能性がある」
中小企業もまだまだ厳しい見方をしています。
こいしや食品・江口好彦副工場長:「今の状況はもうしばらく続くと考えられます」
豆腐や油揚げなど、およそ80品目を製造している創業106年の老舗の食品メーカーです。
こいしや食品・江口好彦副工場長:「ほとんどの企業ですね、値上げの話が来ておりまして、そちらの影響で売り上げの方にも影響が出ているような状態です」
ほとんどの商品で大豆を使用しているこちらのメーカーでは98%を輸入に頼っています。しかし、物価高や円安などの影響で仕入れ値が高騰。さらに、電気料金も値上がり。去年10月の電気代はおよそ1000万円…。おととしよりも300万円ほど高くなっていたといいます。
そこでメーカーは去年10月、豆腐や納豆などを5円程度、値上げしました。今年は…。
こいしや食品・江口好彦副工場長:「社内努力もかなり限界に近付いていて、また4月にもう一段の値上げをしなくてはいけない状態になっている。厳しい状況はまだ変わらないと思う」
4月に値上げする方向で調整中という食品メーカー…。
大手企業は今後、物価高にどう対抗してくのでしょうか。去年、おにぎりやサンドイッチ、コーヒーなどを値上げしたコンビニ大手のローソンは…。
ローソン・竹増貞信社長:「(Q.物価高にどう対抗していく?)生活必需品はがっちり抑えていく。一生懸命、企業努力をして極力、値段を。一方でスイーツやデリバリーなどの新しいサービスは客としっかりコミュニケーションを取って、その付加価値を認めて頂ける価格をしっかり設定していく。そういうことでメリハリのある価格設定」
さらに、去年秋、酒類などを一気に値上げしたサントリーは…。
サントリー・新浪剛史社長:「(Q.サントリーの今年の商品値上げについて)商品の値上げはさせて頂きたい」「(Q.従来商品も値上げする?)それも一部させて頂きたいと思っている。まだ検討中であります。スーパーなど皆さんとコミュニケーションを取って決めていかなければ」
ただ、戦略もあるそうです。
サントリー・新浪剛史社長:「例えば去年『ビアボール』を出した。ビールをハイボールのようにして飲む。新しい発想の商品を出していくことが我々に求められていること。結果として『この値段だったら良いよね』と思って頂く努力をしなければいけない」
一方、百貨店の松屋銀座。消費の冷え込みも懸念されるなか、今年は福袋を求める人で長い行列ができるほどでした。
松屋・秋田正紀社長:「コロナ前、あるいはそれ以上じゃないかというぐらいにたくさんのお客様に並んで頂いたのは恐縮なんですけど、お越し頂いたということで非常に力強く、うれしく思っていたところです」
去年から続く、物価高…。今年は福袋も様変わりしました。
松屋銀座では去年から続く物価高のなか、ある福袋が1分もかからず完売しました。それが…「デリガチャ福袋」です。限定50個で1回1080円。3000円から5000円相当のお惣菜が当たる福袋です。
ただ一方で、一番人気だった洋服の福袋は今年からなくしました。コロナ禍で在庫を多く持たなくなり、価格に見合う福袋を作ることが難しくなったからだといいます。
松屋・秋田正紀社長:「(Q、物価高など続いていますが、デパートとして受け止めは?)物価高はお客様に対して大きく響く。これまでの福袋は内容的に洋服や雑貨が売り上げの中心だったが、今回は生活応援ということもあって、食品の福袋を増やしたところ、非常にお客様から好評で、売り上げも食品が特に好調に推移した。生活応援ができるようなものをまた提供していきたい」
物価高などの影響で厳しい状況が続くなか、日本経済は再浮上できるのでしょうか…。
松屋・秋田正紀社長:「これからの日本経済回復のキーになるのは賃上げだと思っている。20年余り日本の賃金が変わっていないことをマスコミで知ることになってショックだった。多くの経営者が同じ気持ちになっていると思う。今後の経済の回復のためにはそれぞれが努力する必要がある」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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