米ファイザー オミクロン対応ワクチン治験開始 韓国は初の１万人超
世界で報告された新型コロナの新規感染者は、ＷＨＯによりますと、１７日から２３日までの７日間で２１００万人以上でした。一方、去年１１月や１２月にオミクロン株の感染が急拡大した国では、新規感染者の数が減少、あるいは減少し始めているとしています。
そんな中、感染拡大が顕著な韓国では・・・
韓国 金富謙首相
「オミクロン株の拡散が本格化した。これからの防疫の最優先目標は重症者と死者を減らすことに置く」
２６日発表の新規感染者は１万３０００人を超えました。２日連続で過去最多を更新しています。韓国は、これまで大量のＰＣＲ検査を行うことを感染対策の柱としてきましたが、２６日から一部地域での無料のＰＣＲ検査の対象が高齢者と簡易検査で陽性反応が出た人などに限定され、今後、対象は韓国全土に拡大されます。オミクロン株で転換を迫られたかたちです。
こうしたなか、アメリカの製薬大手ファイザーは２５日、オミクロン株に対応したワクチンの治験を開始したと発表しました。治験では、１８歳から５５歳のおよそ１４００人を対象に、接種の有無や回数で３つのグループに分け、感染や重症化を予防する効果などを調べます。有効性や安全性が確認されれば、ＦＤＡ＝食品医薬品局に緊急使用の許可を申請する方針としています。
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（26日17:47）
