【飯能3人殺害】男と被害家族の接点は 逮捕時の状況明らかに(2022年12月26日)
埼玉県飯能市で家族3人が殺害された事件、斎藤容疑者と被害者の間には1年ほど前にトラブルがあったといいます。それは一体、何が引き金で起こったことなのでしょうか。今も捜査が続けられている現場、そして、捜査拠点がある飯能警察署前から報告です。
(佐々木快アナウンサー報告)
周辺で取材を続けてきたなかで、被害に遭われた一家と、それから斎藤容疑者の、こちらでの生活について様々な話を伺うことができました。
近隣の人に話を伺いますと、ここ数年の間に引っ越ししてきたそうなんです。
平成元年、1989年に町開きをした住宅街ではありますが、ここ最近ということで言いますと、非常に比較的最近、引っ越してきたということが言えるかもしれません。
近隣の人はあいさつをすると日本語で非常に穏やかに返してくれたということを話していました。
一方で斎藤容疑者なんですが、生まれ育った時からこちらにいるということで、大体30年ぐらいはこちらにいるそうなんです。
最初は両親とともに暮らしていたということなんですが、今は1人で過ごしているということです。
それから、近隣の人から話を伺ったなかで少し気になる情報があったんですが最近、様変わりをしたということを話していまして、髪が伸びていたりですとか、ひげが伸びていたりですとか、あまり外に出ていないんじゃないかということを話していました。
そんな両者が一体どこで接点を持ったのか、改めて位置関係を整理していきます。
まず、住宅街の地図を書いたんですが、まず容疑者の自宅、そして区画を1つ挟んだ隣り合った所に被害者の自宅があります。距離にして80メートル。
一見近いように見えるんですが、区画が違うと、こちらのコミュニティーでは班が違うということであまり接点を持たないというような話も出てきています。ごみ捨ても回覧板も、それぞれ別だということなんです。
そんななか、班が違う両者が1年前、器物損壊のトラブルがあったということで、そのあたりも非常に気になるところではあります。
飯能警察署前から報告です。
(増田亮央記者報告)
26日午後に入ってきた情報ですが、被害に遭ったウィリアム・ビショップさんは司法解剖の結果、死因が頚髄(けいずい)損傷と判明しました。首の神経が損傷していたということです。
また、妻と娘の司法解剖の結果は27日に出る予定です。
その後の捜査関係者への取材で、これまでの捜査から斎藤容疑者が犯行後すぐに、自宅に逃げ込んでいたことが分かりました。
また、自宅で逮捕された際、斎藤容疑者は2階の部屋にいて、扉の前に物を置いて警察が簡単に室内に入れないようにするなど、5分から10分にわたり抵抗していたということです。
しかし、警察が強行突破して部屋に入り、斎藤容疑者を取り押さえて逮捕をしました。
斎藤容疑者は取り調べに対し、「言いたくない」と話していて、新しい供述などは入ってきておらず、動機などは明らかになっていません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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