【厚生労働省】「宗教2世」虐待めぐり…初のガイドライン
宗教団体の信者を親に持つ、いわゆる「宗教2世」への虐待をめぐり、厚生労働省が対応をまとめたガイドラインを作成していることが関係者への取材でわかりました。
関係者によりますと、厚労省が作成したガイドラインは一問一答の形式で、信仰に基づいた子どもに対する行動が虐待にあたるかどうかを示すものになっています。
具体的には、信仰しないと地獄に落ちるなどと脅して宗教活動への参加を強制することは心理的虐待にあたるとしているほか、宗教団体への高額な寄付により生活に困窮し、子どもに適切な食事を与えないことなどはネグレクトにあたると指摘しています。
「宗教2世」への虐待をめぐっては、これまでも対応を求める声があがっていて、厚労省は、いわゆる統一教会やエホバの証人などの「宗教2世」から聞き取りを行い、今回、初めてガイドラインをとりまとめたということです。近く公表し、全国の児童相談所などに通知するとしています。
(2022年12月26日放送)
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