美浜原発3号機「安全性に問題があるとはいえない」運転差し止めは認めず 大阪地裁(2022年12月20日)

美浜原発3号機「安全性に問題があるとはいえない」運転差し止めは認めず 大阪地裁(2022年12月20日)

美浜原発3号機「安全性に問題があるとはいえない」運転差し止めは認めず 大阪地裁(2022年12月20日)

美浜原発3号機の運転差し止めは認められませんでした。

 福井県美浜町の関西電力・美浜原発3号機は、福島第一原発事故後に10年あまり運転を停止した後、去年6月に再稼働。国内で唯一、運転年数上限の一つの目安とされる40年を超えて稼働しています。

 福井県の住民らは去年、「老朽化のリスクに加え、敷地内に多数の活断層がある」などとして、運転しないよう求める仮処分を大阪地裁に申し立て。関電側は「経年劣化を加味した耐震設計にするなど安全性を確保している」などと主張していました。

 今年12月20日、大阪地裁は「関電は耐震補強工事をするなど安全性に問題があるとはいえない」として、住民らの訴えを退ける決定を出しました。

 (代理人弁護士 住民側の会見)
 「原子力規制委員会はこういうふうに言っているからいいんだと、そういう形で我々の主張を退けています。非常に残念な結果になりました」

 住民側は即時抗告する方針です。

 関電側は「安全性・信頼性の向上に努める」としています。

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