空飛ぶサンタの気分！夜は花火と共演『気球の飛ぶまち』でバルーンフェスティバル（2022年12月19日）
クリスマスを前に兵庫県加西市では一足早く“空飛ぶサンタ”の気分が味わえるイベントが開かれました。
１２月１７日、兵庫県加西市にある飛行場の跡地でサンタの帽子をかぶったスタッフが準備していたのは『熱気球』です。「ハッピーバルーンフェスティバル」と題されたこのイベントは、３年前から加西市が「気球の飛ぶまち」をＰＲするために開いているものです。
気球は独特の浮遊感と３６０度の絶景が楽しめます。加西市からは条件が良いときには大阪の街並みや四国まで見渡せるといいます。１７日は抽選で選ばれた参加者が空中散歩を楽しみました。
（参加した子ども）
「怖かった。火がぼーっていって。（Ｑ何が見えた？）工事現場！」
イベントを手伝っている地元の熱気球チームの代表・阿部政人さんは、加西市を気球で有名にしようと取り組んできた１人です。加西市は穏やかな天候で田園風景が広がるなだらかな地形のため熱気球のフライトに適しているそうですが、なにより市民の理解が大切だと言います。
（地元の熱気球チームの代表 阿部政人さん）
「行政が力を入れてくれていることによって地域の方の理解が進みますので。応援してくださる方が多くいてくださるので、私たちは飛びやすいですね」
エジプトなど海外の観光地ではメジャーな気球ですが、加西市でも徐々に浸透してきているようです。
（加西市民）
「気球が浮かんでいるのを見るとけっこう気持ちも高揚するというか。町おこしに良いんじゃないですか」
このイベントは実は夜もお楽しみがあるのです。音楽に合わせて火が入れられる熱気球。優しい炎のシルエットと打ち上がった花火が夜の闇で共演します。根付き始めたブームの火が地域の人々の心も少しずつ灯し始めてきたようです。
（阿部政人さん）
「気球が一斉に飛び上がるところ、何回その場にいたって感動するものなので、本当に良かったなぁと。気球がいっぱい飛ぶようになったら良いのになと活動し始めて今こうなっているので、たぶん誰よりもうれしいかなと思っています」
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