今季“最強寒気” 台風並み暴風…北海道で“ホワイトアウト” 福島は「顕著な大雪」(2022年12月19日)
今シーズン最強の寒気の到来で、気象庁は18日夜、福島県に「顕著な大雪に関する気象情報」を発表しました。大規模かつ深刻な交通障害が発生する恐れが高まっています。
■暴風雪警報発令…石狩市で“ホワイトアウト”
18日から、全国各地では、この冬最強の寒気の影響で、広い範囲で雪が降りました。
札幌市南区の住宅街では、一晩で靴が埋まってしまうほどの雪が降りました。
住民：「朝起きてみたら、この状態だからね。ひどい目に遭った。1時間くらい前からやっているけど、（雪かきが）全然はかどらない」
北海道札幌市では18日、35センチの積雪を観測。重機を使った雪かきも行われました。
暴風雪警報が発令された石狩市では、強い風が吹き、「ホワイトアウト」した状態となり目の前が真っ白に…。
東北でも、日本側を中心に広く大雪が降りました。
■関東北部・甲信越・北陸でも雪…吹雪の所も
18日、福島県の金山町では、「顕著な大雪に関する気象情報」が発表され、午後9時までの3時間で21センチの記録的な降雪を観測しました。
湯沢市の商店街では、短時間に大量の雪が降ったため、道路や歩道の区別が全くつかない状況になっています。
志津温泉に向かう道路のわきには、車と高さと同じくらいの雪が積まれています。
住民：「（Q.これだけ（雪が）降ることは？）昔はあったんですけど、近頃少ない。めったにない。ひと冬に1回、2回ぐらい」
さらに、関東北部や甲信越、北陸でも朝から雪が降り続きました。
さらに時間が経ち、同じ市内でも、場所によって吹雪になる所もありました。
新潟県内では、雪の影響で通行止めの所もあり、交通に影響しています。
雪とともに、強風も吹き荒れます。石川県金沢市では、最大瞬間風速25.5メートルを記録しました。
石川県津幡町では強風の影響で、住宅の窓ガラスが割れるなど12件の被害が起きました。
■全国的に寒さ続く…日本海側中心に大雪警戒
雪は四国や、九州でも…。
県内から訪れた人：「（Q.きょうの雪、どうですか？）すごいです。久しぶりに」
18日は日曜日ということもあり、雪に大はしゃぎする人たちもいました。
福岡県の那珂川市では、車のスリップや立ち往生する場面も見られました。
熊本市でも18日、初雪を観測。九州自動車道の一部区間では雪の影響により通行止めとなりました。
19日も全国的に寒さが続き、日本海側を中心に大雪に警戒が必要です。
（「グッド！モーニング」2022年12月19日放送分より）
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