【ユニクロ】“春夏物”一部1000円値上げへ “値上げしない”ワークマン…戦略は？
衣料品店「ユニクロ」は来年の春夏向けの一部商品を1000円値上げすることがわかりました。そんな中、原材料費などが高騰しているアパレル業界で、あえて値上げしないことを発表している企業も…その戦略とは？
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一段と寒さを感じた13日の東京都心。街の人に「寒さ対策」を聞いてみました。
「ヒートテック。暖かみが違う」
「すごく寒くてヒートテックに、さらに上に、ニットみたいなのを着て」
ユニクロは、冬の定番商品「ヒートテック」を含めた秋冬物の一部商品を1000円値上げして販売しています。さらに13日、原材料費や物流コストの高騰などを理由に、春夏物の一部商品も1000円値上げすることが新たにわかりました。
ユニクロ担当者
「どうしようもなく値上げに踏み切った」
例えば、女性用の「感動ジャケット」は5990円から6990円に、「UVカットメッシュパーカ」は1990円から2990円に。また、男性用の「ウルトラストレッチカラージーンズ」は2990円から3990円になるなど、来年1月から販売の一部商品の値上げに踏み切りました。（ユニクロホームページより ※値上げするモデルとは異なります）
これには、街の人から「少しでも安い方がいいですよね」「お手頃感がなくなっちゃうのは残念」「春まで値上げが続くのは困りますよね」などの声が上がりました。
ユニクロは「ただ値上げするだけでなく、値段に見合った商品になるようにしていきたい」としています。
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アパレル業界では「GU」や「しまむら」も一部商品の価格改定に踏み切るなど値上げが相次ぐ中、この値上げの波をなんとか乗り切っているのが「ワークマン」です。
しかし、ワークマン・専務取締役の土屋哲雄さんは「わたしども来年の8月まで値上げをしないという方針で、結構ガマンしております」と話します。
ワークマンはすでに、来年の8月までプライベートブランドの商品は値上げしないと発表しています。
ワークマン・専務取締役 土屋哲雄さん
「わたしども機能と安さで売ってきましたので、女性のお客様がきだしてまだ2年なので、ここでなかなか値上げがしにくい」
値上げすることで、その女性客を離したくないと言います。しかし、本音を聞くと――
ワークマン・専務取締役 土屋哲雄さん
「値上げをしたいんですが、『円高』とか『原料高』とか『輸送高』とか三重苦、いっぺんに3つきてますから」
“利益を減らしてでも集客に力を入れていきたい”と話しています。値上げラッシュとなった今年も残すところ1か月を切りましたが、来年もお財布のひもは固くなりそうです。
（2022年12月13日放送「news every.」より）
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