【医師】小3から闘病生活… 小児科医になった”難病患者”の願い『every.特集』

【医師】小3から闘病生活… 小児科医になった”難病患者”の願い『every.特集』

【医師】小3から闘病生活… 小児科医になった”難病患者”の願い『every.特集』

神戸大学病院で子どもたちの診療にあたる市川裕太さん。医師として忙しい日々を送る市川さんですが、この病院の“患者”でもある。

小学生のころに腎臓の病気を発症し、現在勤務する病院に入院し、いまも3か月に一度、診療を受けている。当時、市川さんを担当していた野津医師が「致死率の高い病気を発症してしまって、完全に絶望的な状況でした」というほどの深刻な事態に。

闘病生活が始まったのは小学3年生のころで、『ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群』という病気で、治療薬を使うも効果が出ず、末期の腎不全を患う。小学6年生のころに母親がドナーとなり腎臓を移植されるも、半年後に病気が再発。さらには、合併症を発症。『移植後リンパ球増殖症』という悪性リンパ腫の一種で当時、死亡率が高いと言われていた。

2つの重病を同時に抱えた市川さんを救うため、海外の症例を読みあさった担当の野津医師。そこで発見したある薬の症例が、市川さんの運命を大きく変えることに…。

奇跡の生還を遂げた市川さんはその後、三浪の末、兵庫医科大学に合格。兵庫県内の病院で小児科医として経験を積み今年、かつて入院生活を送った神戸大学病院に戻ってくることに。市川さんが診ている患者の一人が、自分と同じ病気を発症した、まさとくん(2)。

自身もつらく長い入院生活を送った市川さんが、同じ病気で苦しむ子どもに抱く思いとは。
(2022年12月5日放送「news every.」より)

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