【旧統一教会】2世の想い訴え…小川さゆりさん“涙”救済法案 衆院で可決(2022年12月8日)
8日に衆院本会議を通過した「旧統一教会」などを巡る被害者救済法案。教団の実態を訴えてきた小川さゆりさんは「法案通過は一歩前進」としたうえで、残る課題の議論を続けてほしいと涙ながらに訴えました。
5カ月が過ぎ、一つの節目を迎えました。
元妻が“旧統一教会”信者・橋田達夫さん:「扉を開いた。第1章のページが開きました」
“旧統一教会”元2世信者・小川さゆりさん(仮名):「たくさんの方がまだ自分のように被害に遭っていることを知って、自分も子どもが生まれて、同じ思いをさせたくないという思いできょうまで来ました」
旧統一教会の被害者救済に向けた新たな法案。小川さんや橋田さんが見守るなか、衆議院を通過しました。
安倍元総理の銃撃から、ちょうど5カ月。事件で注目されることとなったのが“2世信者”です。その救済に向けて立ち上がったのが自らも元2世信者である小川さんです。
“旧統一教会”元2世信者・小川さゆりさん(仮名):「一刻も早く今期の国会で、二度と同じ宗教被害者が生まれないような法整備をして頂きたい」
10月には法整備を求める署名を提出しました。
“旧統一教会”元2世信者・小川さゆりさん(仮名):「しっかりと国として責任を持って対応を早く進めた方が。未成年の子どもたちも巻き込まれている大きな問題」
法整備は当然、今後の被害者の救済を想定してのもの。過去の被害は対象になりません。それでも顔を出して被害を訴え続けました。
“旧統一教会”元2世信者・小川さゆりさん(仮名):「自分が顔を出すことで変えられた部分も多くあると思っている。全く後悔はありません」
今月8日に国会を訪れた小川さん。元妻が旧統一教会に入り、その後、息子が命を絶ったという橋田さんとともに審議を見守ります。
立憲民主党・森田俊和議員:「橋田さんも、これからの子どもたちを同じような旧統一教会による被害に遭わせたくないと訴えている」
様々な課題を残したまま、衆議院を通過した法案。
“旧統一教会”元2世信者・小川さゆりさん(仮名):「マインドコントロールの部分が重要となってくるので、そこを『十分な配慮』というふうに改善して頂いたのですが、これが実際に裁判で実効性を伴うのかどうかの検証、見直しを行って頂きたい」
小川さんが訴えるのは「これで終わりではない」ということです。
元妻が“旧統一教会”信者・橋田達夫さん:「本当に皆様に心から感謝しています。言葉に出ないというか…感無量」
“旧統一教会”元2世信者・小川さゆりさん(仮名):「まだまだ課題がたくさん残っている部分があるので、どうか私たち被害者のことを忘れずに…。そして、この課題が残っている部分をどうか忘れずに、これからも議論を続けて頂きたいです」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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